「star wars kid- kill bill」
「A Tribute to Star Wars Kid」
「StarWars Kids」 のマッシュアップ動画は、YouTubeというプラットフォームを経由することによって、ありとあらゆる映画に登場するキャラクターとなっている。
「著作権侵害」ということだけではなく、これらの映画に対しての適切な「リミックス料金」などが設定できなかったのだろうか?既存の権利者の権利物をより、たくさんの人に興味を持ってもらえるようなく、権利者側が利用促進を販売促進というマーケティングをかねた「クリエイティブコモンズ的」なしくみが必要だと思う。
この「A Tribute to Star Wars Kid」だけでも49,379回も再生され、「star wars kid- kill bill」は、45,407回の再生だ。双方だけでも、約10万回近くも「コンシューマー・ジェネレート勝手メディア」が再生されていることとなる。
オリジナルのStarWarsKidは137万4562回も再生されている。
以下、YouTubeのStarWars kid のマッシュアップだけでも3,270 本も登録されている(重複登録含む2007年04月16日現在)。
これらのユーザーの「共有したい欲望」をなんとかしなければならない時期にきているのではないだろうか?
たとえば、映画の公開と同時に、マッシュアップ映像をウェブで公開し、動画共有サイトへ登録することで、応募とする。そして必ず、DVD予約サイトへリンクを貼ることが応募の条件となり、選ばれた優秀作品はDVDに収録するというようなキャンペーンは可能となるだろう。もしくは、ラストシーンの解釈を変えた作品を募集することによって、新たなDVDの付属コンテンツとなるのではないだろうか?
なによりもパソコンの処理能力やCG技術の進化が、CGMによるマッシュアップを楽しくさせてくれている。この共有したい欲望パワーをもっと何かに活かすべきだろう。
宇宙ものであればゲーム会社がツールを提供することにより、CGMが作られやすくなっている。カナダのゲーム会社が作った「Homeworld 2」というゲームの開発環境が公開され、それらによって新たな作品やゲームをユーザーが作ることができるようになっている。この作れる力量を考えると、規制するよりも製品づくりや、作ることの環境を提供するビジネスをそろそろ考えたほうがよさそうだ。