ビジネスモデルの変遷 映画館公開がサブスクリプションの宣伝ツールに…

もはや、amzonをネット書店と思っている人はいないが、映画会社だと思っている人は少ない。

Amazon Studio 映画脚本募集中


https://studios.amazon.com/

いや、Amazonはすでに、映画の脚本の買い付けから、制作、配給、公開、配信、課金、フィードバックまでのすべてを一気通貫で行える映画会社になろうとしているのだ。
いや、映画会社とかのくくりではなく、クリエイティブ機能を保有するプラットフォーマーと位置づけたほうがよいのかもしれない。

Netflix社は月額課金のサブスクリプションモデルしかないが、Amazonの場合は、家にまで即日、翌日に届くという配送網と倉庫というフィジカルにも強いという側面があり、サブスクリプションモデルのベネフィットが多岐にわたるのが特徴だ。

これによって一番影響を受けるのが、家庭内におけるアイボールの占拠率だ。テレビのモニタには複数表示は難しいから、無料で視聴できる時間に縛られたテレビ地上波。しかし、NetFlixであれば、見逃し視聴も簡単だ。Amazonともなれば、関連作品で買えないものを無くすことを目標にラインナップする。

そのうち、町の写真屋さん、同様に、レンタルビデオ屋さんという業種はなくなりつつありそうだ。書店も大丈夫なのだろうか? 最近のTSUTAYAを見ていると、文房具店と本屋と家電店、雑貨店をあわせたような業種になっている。まさにカルチャコンビニエンスだ。

米アマゾン、劇場映画製作に参入 ネットフリックスはIMAX映画を製作中

□米アマゾンが劇場公開向けのオリジナル映画を製作することが明らかになったと、Deadlineが報じた。
□アマゾン・スタジオは、すでにAmazonプライム会員向けのデジタル動画サービス向けにオリジナルドラマを積極的に製作
□アマゾンは、長編映画製作に着手すると発表。完成作品は、アマゾンで配信する前に、劇場公開する。
□アマゾン・スタジオのロイ・プライス副社長は、「今年(2016年)の上半期から映画製作を開始し、年間12本程度の作品を製作することが目標
□ネットフリックスは既にオリジナル映画の製作に着手しており、第1弾となる「グリーン・デスティニー」の続編「Crouching Tiger, Hidden Dragon: The Green Legend」は、今年2016年8月28日にIMAX館のみで全米公開。ネットフリックスでは同日配信される予定
http://eiga.com/news/20150121/6/