2020年までに年間50万台の電気自動車(EV)を生産する——。
そんな強気の計画を公言しているのが、米シリコンバレーに拠点を置くEVベンチャーのTesla Motors社だ。EVで世界を変えるべくビジョンを示すのが、同社CEO(最高経営責任者)のElon Musk氏である。
http://techon.nikkeibp.co.jp/atcl/interview/15/032800030/?n_cid=nbptec_tecml&rt=nocnt
(※2015年に5万580台のEVを出荷)なので、現在の約10倍の計画。
Model 3は、価格を3万5000ドル(1ドル=113円換算で約396万円)に抑えたコンパクトセダンである(図)。生産および納車は、2017年後半からになるという。
同社は2015年に5万580台のEVを出荷した。同社CEO(最高経営責任者)のElon Musk氏によると、2016年は、「8万~9万台の出荷を計画している」という。Model Sに加えて、2015年9月に発売したSUV(スポーツ・ユーティリティー・ビークル)タイプのEV「Model X」の生産能力を高めることで実現する
Model Xは多くの受注を獲得しているものの、2015年10~12月の3カ月で208台しか納車できていない。後部ドアに採用したガルウイングドア(同社は「ファルコンウイングドア」と呼ぶ)の生産が難しいことが大きな要因の一つだ。Tesla社は現在、生産プロセスの改善を進めており、「2016年第2四半期には、週1000台のペースで生産できるようになるだろう」(同社)との見通しを示している。
http://techon.nikkeibp.co.jp/atcl/interview/15/032800030/?n_cid=nbptec_tecml&rt=nocnt
一つ言えるのは、Model 3の開発では、コストパフォーマンスに優れたEVを提供することに焦点を合わせて努力を続けてきたことだ。3万5000ドルという価格でありながら、実際の走行環境において1回の充電で200マイル(約320km)以上走れるようにすることを目標に掲げてきた。
我々は2008年に最初のEV「Roadster」を発売し、2013年に第2世代としてModel S(および同様のプラットフォームを採用したSUV「Model X」)を投入した。Model 3が第3世代となるが、(Model SからModel 3への)今回の進化は、RoadsterからModel Sにジャンプした時よりも大きな飛躍になる。Model 3を(2017年に生産を開始するのを)機に、より多くの国や地域で、さらにたくさんの人にEVを届けられるようになるはずだ。
http://techon.nikkeibp.co.jp/atcl/interview/15/032800030/?P=2