スポーツ新聞や主婦向けテレビは、イラッとさせてナンボなのかもしれないが、テレビ番組を記事で読むと印象が変わることもよくある。
特に関西の番組を関東では視聴できないので、印象はかなり操作される。
上西議員に9割がイラッ 年収は即答「2900万円ぐらい」
「上西議員ハッキリさせましょうSP」と題した放送に、上西氏は白いシャネル風スーツで登場。番組独自で実施した街頭インタビューで300人中93%が上西議員を「嫌い」としたアンケートを受け、上沼が「こんなに嫌われてるのに何でお辞めにならないの?私やったら辞めるわ」とズバリ。それでも上西議員は「この前提条件が間違っているんです。(本会議を休んで)不倫だ、旅行だとずっと報道されたらそりゃ嫌われますよ」などと反論。これに対しパネラーとして出演した芸能リポーターの井上公造氏(58)が「その前に上沼さんの質問に答えてください。あなたの話はいつもすり替わる」と指摘した。
それでも、どんな質問にも明確に答えず「除名の前提が間違っている」「誤解を受けている」と繰り返す上西議員に上沼もイラっとしたのか「(答えは)10秒で済む。それを持って回って言うから司会はイライラする。司会がイライラするということは国民もイライラするの。ちょっと1回辞めたらどう?」と語気を強めた。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150927-00000110-spnannex-ent
まるでテレビ番組におけるイジメではないか?
本当にこんなやりとりが、放送法の認可事業であるテレビで行われているのかと思い、検証したくなった。
少なくとも、この上西議員がいくら政治家になりたいといっても政治家になれず、上西議員に票を投じた人が必ずいる。二期目が比例代表だったとしても、維新の党に票を託した人が結果として、上西議員を選んだことになる。上西議員をバッシングすることと上西議員に票を投じた権利もバッシングしていることでもある。
このTV番組が、YouTubeで録画がないかと思い、探してみた。YouTubeに放送をアップロードしたほうが、下手な番組宣伝を2時間もやるよりは宣伝になるとボクは個人的に思う。
そこで検索してみて驚く…。
「上西議員ハッキリさせましょうSP」を検索するとズラリと動画が並ぶ。
https://www.youtube.com/results?search_query=上西議員ハッキリさせましょうSP
動画をクリックしてみて愕然とする…。
さもしいYouTuberがこれほどまでに多いのかと…。これらの動画に、上西議員よりもイラッとさせられた。
いや、イライラをとおりこして、情けなくなる。
どの動画も、音楽にテロップなどがついただけの、例の「YouTubeで動画をあげるだけで」系の動画だからだ。
これらに広告を挿入しているYouTubeは、何を考えているのだろうか?
Google Adsenseならば、理由に関係なくポリシー違反ということで広告がストップになる。
YouTubeの場合にも、他者のコンテンツのみで動画になっている場合のポリシー違反は適応されないのだろうか?
ブログなどの場合は検索ランクを落として、ユーザーに有意義でないサイトは検索されにくい。
しかし、YouTubeの場合は、ユーザーに有意義でなくても検索表示される。
Googleと同じグループ企業とは考えにくい状況だ。 持株会社化された「アルファベット」グループとなったことで、YouTubeの独自性が保たれるが、Googleならばありえないことが残るのは問題だろう。
世界の動画に目を向けても、日本だけが、「YouTubeで動画をあげるだけで30万円の不老取得が…」系の動画がのさばり続けている。
テレビ局のコンテンツを違法アップロードするのはよくないが、マレーシアのテレビ
rakurakutv.com
で関東・関西のテレビ番組を1週間分すべて視聴できる環境を考えると、日本の地上波もそろそろクラウドで「タイムマシン」的な視聴も可能にしてもよいのではないだろうか?B-CASカードホルダーには、見放題で月額のサブスクリプションがそろそろあってもよいだろう。
それでなければ、海外のサブスクリプションにテレビの画面を奪われてもおかしくない。