2100年、世界人口は110億人 2028年にはインドの人口は14億5千万人

国際連合は2013年6月13日(米国時間)、現在の世界人口は72億人であると発表した。向こう12年の間にさらに10億人の増加が見込まれるほか、
2050年までには96億人に到達するとしている。人口増加は主に発展途上国を中心に進み、その大半がアフリアで起こると予測されている。

報告によれば、中国、インド、インドネシア、イラン、ブラジル、南アフリカなどの発展途上国では女性ひとりに対する子供の人数の平均は急速に減少しつつあるものの、逆に向こう数十年に渡ってナイジェリア、ニジェール、コンゴ民主共和国、エチオピア、ウガンダ、アフガニスタン、東ティモールなどの国では出生率が女性ひとりに対する子供の人数が5人を超えるなど高い出生率が予測されている。

国別にみると、2028年にはインドの人口は14億5千万人に到達し、中国を抜いて世界1位になる見通し。以降、インドはさらに人口を増やし、逆に中国は人口減少が予測されている。ナイジェリアの人口は2050年よりも前の段階で米国の人口を超えることが予測されている。

平均寿命は先進国および発展途上国の双方で伸びることが予想されており、世界レベルで2045年から2050年の間には76歳へ、2095年から2100年の間には82歳へ到達するとしている。
2100年には先進国の平均寿命は89歳へ、発展途上国の平均寿命は81歳へ到達するとしている。

国際連合の今回の発表を引用したワシントン大学の記事「UW research: World population could be nearly 11 billion by 2100」では、2100年には人口が110億人に到達するだろうとしており、ワシントン大学の研究グループは2100年の世界人口を90億人から130億人の間になるという予測にも言及している。

引用元: 世界人口、2100年までに110億人へ – エキサイトニュース.