Xiaomi 世界3位のスマホメーカー 強さの秘密

シャオミ 小米科技

2010年4月6日に雷軍(Lei Jun)によって設立

元キングソフト(金山軟件)CEOであった雷軍(Lei Jun)が2010年に創業。共同創業者は8人おり、当時の平均年齢は45歳(中国のベンチャー企業創業者の平均年齢は25〜6歳とされる)であった。社名は中国語で雑穀(粟)に由来するため、当局の登記担当者に農業関連企業と決めつけられたというエピソードがある。

2011年にAndroidベースのスマートフォンMI-One(小米手機)を発売。翌年の2012年にはMI-2(小米手機2)を発売。年間で1機種のみ発売し、大量生産することでハイエンドながら価格を抑えている。その評判が微博などネットの口コミで広がり、若者を中心に支持を得て、中国市場のみでの販売ながら創業から数年で世界的な大手メーカーとなった。

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%B0%8F%E7%B1%B3%E7%A7%91%E6%8A%80


2014年第3四半期におけるスマートフォン出荷台数トップ5社
出典:IDC

Xiaomiを他のスマートフォンメーカーと差別化していることがあるとすれば、それはオンラインの販売戦略だ。同社は小売店やサードパーティーの流通経路を持たず、インターネットでのみ製品を販売している。

こうした販売戦略を取ることで、小売店舗や流通、在庫などにかかるコストを削減している。

Xiaomiは、「当社は家電メーカーではない。“モバイルインターネット企業”だ」と主張している。Lin氏は、「CEOのJun Leiと私は常に、モバイルインターネットの重要性を意識している」と語っている。

引用元: ビジネスニュース 企業動向:世界3位のスマホメーカー シャオミ、躍進の理由を探る (1/3) – EE Times Japan.

【1】米国や欧州市場にはまだ未参入

【2】Xiaomi は、偽造品などを売る中国のノーブランドのベンダー(ホワイトボックス)

【3】Xiaomiは中国人が誇りに思うようなスター性を備えている

【4】Xiaomiは、小売販売は行わずオンラインでのみ販売する戦略
Xiaomiを他のスマートフォンメーカーと差別化していることがあるとすれば、それはオンラインの販売戦略だ。同社は小売店やサードパーティーの流通経路を持たず、インターネットでのみ製品を販売している。

【5】Lenovoはローエンドスマートフォン、Xiaomiはハイエンドスマートフォン、LG Electronicsはその両方で売り上げを伸ばした。

 

主要部品を全て公開

❏Xiaomiは、同社のスマートフォン向けに設計された主要部品をすべて公開している。ユーザーは、Xiaomiがどこから部品を調達しているのかも知ることができる。

❏Xiaomiの共同創設者でプレジデントを務めるBin Lin氏は、「古い体質の携帯電話機メーカーは、こうした情報を企業秘密のように扱う。だが当社は違う。当社のようにインターネットで販売活動を行う企業が顧客の信頼を獲得するには、情報公開によって製品を透明化することが重要だ」と語った。

❏XiaomiはODMには依存していない。同社のエンジニアチームは、プリント基板(PCB)や液晶ディスプレイ(LCD)、パワーマネジメントIC、モデム、アプリケーションプロセッサ、イメージセンサー、カメラモジュールといったスマートフォンに必要な部品を自ら選定できる深い技術知識を有している。同社は、高性能スマートフォンのための最高の部品を、誇りをかけて探し求めている。

❏ Xiaomiの2人の創設者は、インターネット企業として柔軟性と機敏性を備えた経営を行うメリットを直感的につかんでいた。

 

Xiaomiの創設者であるLei Jun氏(中央の、赤いTシャツを着ている人物)と、7人の共同創設者