Yo!Sushi  YOTEL 創業者 サイモン・ウッドロフ simon woodroffe




Yo!Sushi London

2008年、ロンドンでも回転寿司店が60店舗に至っているという。

サイモン・ウッドロフ氏という経営者が、アントレプレナーとして、とっても気になっている。


2009年01月05日のNHKスペシャル「世界カイテンズシ戦争」でも取り上げられていた。

番組によると、

エルトンジョンやロッドスチュワートらを友人とするイベントプロデューサー。
日本で見た回転寿司を「これはショウ!」だと思ったそうだ。
フードビジネスもショウビジネスと一緒。おいしい、うまいだけではだめだという。

12年前に設立。
照明 インテリア、握りロボットも全面に出す。
醤油だけでなく、ソースのバリエーションに凝る。

手にマヨネーズをつけたり、手巻き寿司なのに海苔は内側。
のりの敬遠されがちな黒い色を外側に見せたくないからが理由だ。
日本人にはとてもそこに気づけなかった。

バラエティな食材として、「ロール」をSUSHIと捉えずに、ライスサンドイッチとして展開しているところがユニーク。色彩はまさにサイケデリック。

日本のSushiはシンプル。ヨーロッパでは、バラエティさが必要。伝統的なものからとんでもないものを作ってきて、現在のスタイルに落ち着いた。

イギリス、アイルランド、ロシア、ベルギー、ドバイへと出展している。

「more than sushi」を合い言葉に、生の魚を食べる文化のない中東ドバイで、ロール型の寿司で、天ぷらやフライのはいった生魚以外の寿司を展開している。

1997年に回転寿司をオープンしてから、2年間の間に4店舗、
2003年には、17店舗までに成長している。
2008年、イギリスを中心として、世界で54店舗展開されている。

シリコンバレーのパロアルトのユニバーシティーアベニューにある Miyake RestaurantのSushiにも共通するSushiのローカライズ化を感じることができる。

レストランに味と同様、いや味以上にエンターテインメントを外国人は求めているのかもしれない。空腹を満たすのではなく、味覚と空間と時間を一緒に満たせないと海外での飲食は難しいのかもしれない。

特にTipの制度がある国のレストランだと、店側ホストのキャラクターにかなりレストランの比重がかかる。そのあたりも、日本の飲食とは大きく違う。

なによりも、150業種以上に及ぶ飲食専門店がシノギを削っている国は世界広しといえでも日本だけである。その業種のアイデアを輸出していきコンサルし、フランチャイズするだけでもかなりすごいものがあるだろう。問題は、展開方法だ。

Yo!Sushiはヨーロッパでの展開事例を見せてくれる。

さらに、ユニークなのは、Sushiだけで終わっていないところ…だ。


日本のカプセルホテルにインスパイアされて作ったキャビン(Cabins)ホテルである「YOTEL」だ。
http://www.yotel.com/

ウェブサイトの作りは古いが、写真を見ると一度は泊まって見たくなる。

YOTEL という日本のカプセルホテルをモチーフに、飛行機のファーストクラスというコンセプトをあわせたホテルを2007年に開業。カプセルホテルをファーストクラスの飛行機内にまで向上させたところに、狭さを飛行機の中なら最高級というラグジュアリー感に変えた発想がユニークだ。

このおそらくCabins hotelというコンセプトはホテル業界を百貨店スーパーとするとコンビニエンス業界となるような気さえしてくる。

デザインはBritish Airwaysのファーストクラスをデザインした建築家Piercy Conner氏が手がける。

Cabinsは、せまいながらも必要な機能を機能的なデザインとしてパッケージ。さらに一泊だけでなく、日本のラブホテルのように4時間25ポンド〜という時間による価格設定をおこなった点も日本のビジネスをよく研究している。

  Standard Cabins from £40/overnight
  Premium Cabins from £70/overnight
  4hr bookings from £25 – convenience & efficiency

日本の古くなったニュービジネスも、新たな視点で開発すると面白い市場となるようだ。
もちろん、この仕組みを逆輸入しても今なら日本でもヒットしそうだ。

YOTELのコンセプトは、都心の小規模ホテルの打開策かもしれない。
すくなくとも、ネットや無線LANがあるので、ネカフェよりも、カプセルホテルよりもこちらを選びたくなる。

さらにYo!Companyグループのサイトを見てみるといろんなビジネスアイデアに満ちあふれている。

日本のニッチなアイデアもYo!companyなら世界を相手にしたビジネスに再発明してくれそうだ。
それにしても、この節操のなさがたまらない!ほど素敵だ。

かつてのVarginやYahoo! idea Lab!のようなSushiエンジンでビジネスが驀進しているイメージだ。

もしかしたら、リアルで給与のもらえるMBAスクールなのかもしれない。

http://www.yocompany.biz/yoeverything/blue_sky_ideas.html

Blue Sky Ideas

Here
are a just a few of the ideas that we have looked at; things that we
have decided not to do; or perhaps just decided not to do yet. It’s all
about the search for the “holy grail of retail” – that special way of
twisting and reinventing the delivery of a product to provide the
consumer high luxury without the high cost. YO! will enter markets
where innovation can bring a new dimension.

YO! dough YO! dough
We have been approached to enter the financial services world – what new fiscal product would be YO!?

YO! air YO! air
Is YO! Air: private air taxis, is it passenger airships, is it a desirable destination machine? … Time will tell

Y'eau Y'eau
Bottled water is probably not for us but we looked at it one time – who could ignore such a great name!

YO! baby YO! baby
Baby YO! ……….. At one time we sold baby grows at YO! Sushi and YO! You Kids was another brand of merchandise.

YO! organic YO! organic
This is a word with another great ring to it – maybe in time because untampered food seems to be something we all want.

More Yo! ideas

Countless food concepts (we’re not doing any more!)
Eco-friendly consumer information
Broadband / mobile / telephone networks
Lotteries
Bottled drinks
Language education
Recruitment
Property conveyancing
Retirement information websites
Online participation at auctions
Aviation
Business Appraisal Tools
Photostamps
T-Shirt slogans
Modern holiday parks
Online music distribution
Guitar stands
Online travel guides
Self watering plant containers
Lace-tyers
Jewellery
Recording studios
Jet charter services
Fishhooks

NHKスペシャル
「世界カイテンズシ戦争」
http://www.nhk.or.jp/special/onair/090105.html

日本のGENKI SUSHIも世界展開中ということで紹介される。

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