YouTuberの次にくるもの

youtubeクリエイターハブなんてサービスがあったのか!
http://youtube.com/yt/creators/ja/index.html

すごくタメになったのが、クリエイターアカデミーだ。
https://creatoracademy.withgoogle.com/page/education?hl=ja

これのジャパナイゼーションも必要だろう。翻訳はなされているが、世界を英語で目指す人向けだ(笑)

しかし、YouTubeがここまで宣伝にチカラを入れてツールを駆使して醸成しているのが、著作権を侵害していないオリジナルコンテントの育成だ。
それらのクリエイターや、タレントが、スマホの時間をできるかぎり、奪うことにより、広告との接点が無限大に広がる。

そして、クリエイターたちにもレベニューシェアがあることにより、毎日会社で働かず、自分で映像を作って、自分で稼ぐという、「デジタル農家」が成立するようになっている。YouTubeは、まさに「農協」というプラットフォームだ。

これは、今までの日本ではまったくなかった環境だ。一部の役者やタレントだけの世界であった舞台やスタジオが開放されているともいえる。

芸能プロダクションや広告も、多少なりとも影響を受け始めている。

最近、CMでも町でも「YouTubeで好きなことで生きる!」をよく見かける。


日本エレキテル連合も「一発屋」で終わらない自分でコントロールできるプラットフォームを選択して正解だろう。

YouTuberには、何百万人、登録者がいて、年収◯億円という人も…。もはやハリウッドスター並である。さらに、視聴数が100万再生とかなると、のべ視聴でもマスメディアクラスだ。

しかし、それは限られた一部の人だけだ。

それでも、一部のYouTuberと呼ばれるクリエイターは映像を学んだわけでも、事務所に属していたわけでもない、普通の人が、デジタル革命で安価になったツールを工夫して、自分のチャンネルを、自家醸造(ホームブリュー)してきた。

自分を育てるのは、視聴者と客観的に見た自分だ。

かつて、芸能人やタレントは、テレビというプラットフォームという場数で鍛えられ、シノギを削って自分の看板番組を持ち、売れっ子となって、CMで稼ぐというビジネスモデルだった。

しかし、そこにズブの素人が大挙、参入してきた。

ロングテールのコンテンツだ。しかも超ニッチなコンテンツと出会える。

Googleの検索機能は、新たなニッチで深いコンテンツを探りだす。

子どもたちにとっては、いつでも面白い、お兄さんやおねえさんがいるYouTubeがテレビよりも親和性が高くなった。広告を見ても、購買には直接結びつかない層がほとんどだ。しかし、テレビのCM料金と比較すれば雲泥の差の安さだから成立する。

今は、かつてのマスメディア文法の模倣のYouTuberも、YouTubeにふさわしい映像の文脈をすぐに、見つけ出すことだろう。

さらに、ECであったり、バナナのたたき売りにような対面販売も可能となる。個人向けのライブでの講義や家庭教師だって登場することだろう。
生命保険の営業はYouTubeで売れる時代になるだろう。

しかし、その架け橋となるサービスがまだまだ未熟だ。

マーケティングや営業、コンテンツづくりに制作支援、
そして、クリエイターのブランディングやマネージメント、
メディア開発にツール開発、映像メディア開発支援。

映画館や、YouTuberによるテレビ番組や、英語などの教材や、資格や大学などの番組など、まだまだテレビや雑誌ができなかったジャンルの映像によるコミュニケーションはまだまだ残されている。

学校で決して、教えない メディア・リテラシー。
すでに、ここでも情報の勝者と弱者が明確にわかれはじめてきている。