桑田佳祐の音楽寅さん アベーロード
フジテレビ 毎週月曜日 23:00-23:30
ヒカルくんに、メールをもらって、SPIDER zeroで録画をチェックしてぶっとびました。
これは歴史に残る名演です!
ビートルズマニアもおもわず、うなるこの名演!!
ジョークだけでなく、演奏も歌もすごい。
桑田佳祐さんの才能に、完全にノックダウン。サザン好きでなくても一度は見てください。
特にビートルズマニアに。 演奏するだけでも大変なのに、歌を「ソラミミ化」しています。
忌野清志郎さんのタイマーズに匹敵するくらいの危ない企画
それにしても、日本語に聞こえないほどの、英語に聞こえる日本語の発音。
韻の押さえ方、リズムと、しかも政治ネタというストーリー展開。
。神業に近いと思う。
これほどまでに、桑田佳祐さんの才能とサービス精神に驚いたことはない。
洋楽替え歌キングの王様もビックリだろう。
“ソラミミ”力を活かしながら、政治風刺ネタで作詞。
さらに演奏と、3重のしばりのなかで全曲 ソラミミ アベーロード。
Her Majesty 以外…。どうして?一番短い最後の曲までやらなかったのが不思議なほどだ。
全曲やるのに、一体どれだけの時間を費やしたことだろうか?
サザンの活動停止から、このために時間をかけていたのか?
これは、なんとしてもDVDを発売してほしい!
マジで音楽芸人を目指しているのか?とまで思った。
これは桑田研究会バンドにもお知らせしなければ!
ヒカル教えてくれてありがと!
しかし、清志郎さんの、タイマーズよりも怖いネタ扱っている感じがする。
これ以上やると危ない感じ…。
絶対に 突然、亡くなったりしないでほしい。
- 公明党BROTHER(Come Together)
- さみしい…(Something)
- 舛添居ず知らぬ間データ(Maxwell’s Silver Hammer)
- 親だ~れ!?(Oh! Darling)
- 僕当選さす票田(Octopus’s Garden)
- iPhone中(I Want You (She’s So Heavy))
- 爪噛むおじさん(Here Comes The Sun)
- 民主党(Because)
- 油田は危機を招き(You Never Give Me Your Money)
- 国際危惧!!(Sun King)
- 民意無視して増した・・・!!(Mean Mr. Mustard)
- オレ審判!?(Polythene Pam)
- 「死刑」にするも「罰する」も非道!?(She Came In Through The Bathroom Window)
- 公然知らんばい(Bye)!?(Golden Slumbers)
- 借金(かり)が増え!!(Carry That Weight)
- 次年度(The End)
先ずは、A面1曲目
「公明党ブラザー」
原曲 Come Together
から お聞きください!
首、首、首、首相
いいか、もう!ウザったい政権、
無防備な総理失格!
自由民主相棒には
森喜朗 言った
よーい、どん、連立にー
さぁ、カッ飛べや乗艦イージス チョイ笑い国
飢えの普通社員 切った
当時病む、父母干上がった
漢字なんか”踏襲(ふしゅう)”
幸か不幸か平静
“未曾有(みぞうゆ)”言うのみ ← I know you ,you know me ここ最高!
給付金 I can give you 2兆円 取っておけ 無料(フリー)
公明党ブラザー すごいなあ ドーパミン
ここで、楽しみ方のポイントです。
今度は、歌詞を見ずに、音楽だけを聞いてみてください。
音楽の完成度も高く、普通のビートルズのカバーとしても十分に楽しめます。
ホント、桑田佳祐って人は、スゴい!
2曲目の「さみしい銀座へ」 原曲 Somethingでひとつの謎がとけてきました。
「You know I belive and how 」がなぜに
「昨日、フィリピンパブ!」になるのか?
これは、桑田さんが、英語を語韻ではなく、アクセントで
ソラミミ分析しているからなせるワザですね。
普通の替え歌ならば、語韻をふんで
ヤ行の音が来そうですが、カ行の音が来ます。
これはありえない。
おそら桑田さんの脳内アルゴリズムは、一度完璧に
「 You know I belive and how 」 を「ごにゃごにゃ分析」にして、アクセント部分だけを抽出する作業をしているようです。
You know では Know の方のアクセントがあるので、「○ノウ」の言葉を日本語の辞書の中から選び「キノウ」が成立。
次に、I belive and how で、I はブレイクとして、belive and howを桑田流の「ごにゃごにゃ分析」にかけます。
その時に抽出できたのが、「beliveve “n” how」のリエゾン部分。
そのアクセントを日本語辞書の中で検索します…。ボクは出てきません。
せいぜい、「エリンギ這う」という意味不明な言葉くらい。
しかし、桑田大先生は違います。
見事に、ここから「フィリピンパブ」が登場するところが、まさに神の領域です。
それで、前後の構文解析をして、文法チェックを欠けて、「昨日フィリピンパブ」となるのです。
アクセントから来ているので、替え歌というよりも、完全にソラミミ化されているんですね。
桑田さんは、この作業を、延々と繰り返し、途方もないことをなしとげているようです。
しかし、天才はそれを、実は、いとも簡単にやってしまっているんですね。
まいりました!
CDでは忘れていましたが、B面で雰囲気が変って、here comes the sun からどうぞ!!!
レコードの頃のミュージシャンは、A面B面をひっくりかえす時のユーザーの心理を考えて曲を構成していたのですね。
そういえば、ブートレッグ版であった順番の違ったバージョンの方が、実は聞きやすかったりしましたね。Her Majestyは、やはり、本来Mean Mr. Musterdの後ろであった事が、wikipediaで知りました。
高校時代に、こんな人が同じクラスにいたら、きっと楽しかっただろうなぁ…。
ぜひ、本物もこの機会にお聞きください。