itunesにThe Bealtls Box Setが登場している。
BeatlesのすべてのアルバムにPastMastersというベスト版がセットで、¥23,000だ。
213曲の「全曲プレビュー」というボタンを押すと、一曲あたりで30秒なので、
合計、6390秒、つまり、106.5分。 プレビューだけで1時間46分も楽しめてしまう。
これは、もう頭出し曲のジュークボックスだ!
しかも発売タイトル順で、前期、中期、後期と楽しめてしまう。
これがまったく無料ってすごいサービスかも!
ビートルズを全く知らない人も、聴きかじっただけの人も、一度
1時間46分のビートルズの世界にダイブしてみませんか?
昔、ボクたちがラジオやレコードで聞いていた音よりも、数段いい音でPCで視聴できるのが羨ましい…。
The Beatles Box Set – The Beatles
ただ、ダウンロード盤とCD盤の値段が変わらないのは、ちょっと抵抗がありますね。
メーカーは音源をアップルに委託しているだけ…。店頭に並べるのはアップルのサーバーだけど、流通コストはインターネット負担。媒体代金は、ぼくたちのハードディスクドライブ。
もう、ほとんどの人がCDを再生機として使用せずに、リッピングマシン(キャプチャーデバイス)として、使用しているのだから、もっとネットワークでの音源のコストを下げるのが普通でしょう。
適正価格は、半額から1/3かと思う。
音楽業界の不況をパッケージの変化で補填するのはやめてほしいものだ。
むしろ、ビートルズの音源を商業以外で、リミックスできる権利を年間2万円の定額料金で出してくれたら、ボクは喜んで買いつづけるだろう。
ビートルズの楽曲がすべて2万円前後で手に入る時代、次の戦略は毎年マニアから2万円取りつづける戦略で、新たな市場が展開できるはずだ。
たとえば、ガレージバンドのフォーマットで、提供されたとしよう。
ジョンの声に自分がハーモニーをつけたり、ジョージのかわりにソロを弾くなどしてのビートルズのリミックスが楽しめるような提案だ。
ジョージ・マーテインのアレンジと違うバージョンのビートルズを作り出せるのだ。マニアとしては垂涎の楽しみ方だろう。それが、ソーシャルメディアの中で発表され、メンバー同士でアレンジが繰り広げられるのだ。
おそらく、商売熱心なEMIは、デバイスとDTMの普及でそのような作品でまた、ボロ儲けをねらっていることだろう。
早く、リミックスフリー版のビートルズ出ないかな…。