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【試写会】
NOTTVの試写会イベントモニターに参加中
「ハウス・オブ・カード〜野望の階段〜」
製作総指揮・演出(1話2話)デヴィッド・フィンチャー
主演 ケビン・スペイシー
2013年度エミー賞全9部門ノミネート!
全13話
これは、アメリカ版の半沢直樹だ!
舞台は銀行ではなく、国会議事堂。
「やられたら、やり返せ!」は半沢直樹のセリフだが、米国でも同じようなシチュエーションの人がいた。ケビン・スペイシーだ。
国務長官の職を確約されていた下院議員に、ケビン・スペイシー扮するフランシス・アンダーウッド。彼のポストに対する復讐劇が始まる。
テーマはいかに、自分で手を下さず、一歩一歩、相手をワナに落としいれていくかだ。半沢直樹が正義で真っ向勝負をするのに対して、アメリカの半沢直樹は法律スレスレの手を使う。決して自分の手は汚さず、自然に相手の重力を利用するしたたかさだ。
第一話と第二話を、映画館で見たが、フィンチャー独特の重厚感のある画質とワシントンD.C特有の雰囲気。政界の執務室などの重厚感もよく伝わる。
フィンチャーにしては、室内ではすごく明るく見えるのは、ケビン・スペイシーのコミカルな観衆に語りかけるセリフ回しなどがあるからだろうか。このあたりも、難しくなりがちな政治の世界に親近感を持たせてくれる。
重苦しい下院議員の共働きによる日常生活、新米新聞記者への情報リーク。同僚との仕事。インターン学生動員による法案作成。次第に、ワシントンの政界の生活に視聴者は引き込まれていくことだろう。アメリカの政党政治の知識がなくても、普通に楽しめるが、仕組みがわかっていれば、なおいっそう楽しめるだろう。
まずは、第一話のポスト争いで敗れるが、アメリカ合衆国国務長官のポスト。現在はジョン・ケリーのポジションだ。大統領の継承順位は4位だ。
上には、0 大統領 1 副大統領 2 下院議長 3上院仮議長 がいる。
どうやって出世のドアをこじ開けていくのかが今後の楽しみだ。
何よりも、驚くのが、この「映画」、いやこの映画は、「テレビ映画」でもなく、初の本格的な「ネット映画」だったことだ。
米国のDVDレンタルから勃興したNetfrixが契約者へのストリーミング放送するために制作した映画だからだ。だから、映画館でもテレビでもなく、ネット専用の「ネット映画」の誕生となった。
2013年、ついに映画で上映されない映画の時代へと突入した
Netflixが「HOUSE of CARDS」に投入した金額は、1億ドル(100億円)だ。単純計算で全13話なので1話あたり7.7億円だ。
米国2,700万人、全世界3,300万人(一ヶ月8ドル)のユーザーが恒久的に視聴しているというNetflixの母数がある。2012年では、DVDで映画を観た人よりも、ストリーミングで映画を観た人のほうが多かったと言われるほどだ。
http://dramanavi.net/column/2013/04/netflixhouse-of-cards_2.php
ビッグデータ時代の映画づくり
Netflixには顧客がストリーミングをどこで見るのを辞めたり、いつ視聴しているのかという膨大なビッグデータを持っている。Netflixの顧客が好むフィンチャーの作品、ケビン・スペイシーの作品、英国版のドラマなどのヒットの要素を分析して今回の作品づくりとなった。また、ストリーミング・サービスを提供しているAmazonは、少なくとも6本のコメディドラマと、5本の子ども向け番組のパイロットを発注している。かのMicrosoftもLAにTVスタジオを建設中だ。YouTubeも有料放送を開始している。
http://dramanavi.net/column/2013/04/netflixhouse-of-cards_3.php
かつて、地上波制作のテレビドラマを見ていた人がいつしか、CATV制作のHBO制作のSex and the City などに流れ、それが映画になり、地上波に流れるという逆流現象があった。
そして、今度は、NetflixというDVDレンタル業がストリーミングで、ドラマを制作し、直接契約顧客に提供するビジネスモデルだ。米国では全13話同時公開された。
日本ではTSUTAYAがドラマを制作して、レンタルとストリーミングで流し、それが映画化されて、さらに、テレビの地上波に流れるという逆潮流みたいなものだ。
今作品の日本での展開においては、
NOTTV と イマジカBS が展開する。
日本での「ハウス・オブ・カード」放送予定
日本でハウス・オブ・カードを放送するのはスマホ向け放送局のNOTTV
NOTTVでは【10/5】より
先行で第1話【9/18】第二話【9/25】
NOTTVは31日間お試し無料
映画チャンネルイマジカBS。
イマジカBSでは【10/9】からの放送開始
先行【9/15】 第1話、第2話を連続放送
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