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LCCで成田に朝5時台につければ、格安で沖縄や海外に行けるのに、電車がない…。
そこで、都心や首都圏の電車や地下鉄を24時間化したらどうなるかを考察してみた。
実際に稼働させる列車は、24時から朝4時までの動いていない、たったの4時間だ。
終電1時、始発5時、空白時間は4時間だけ。
この4時間を制するだけで都心の足の24時間化は可能なんだ。
しかも、1時間に1本あるかないかでも良いだろう。
4時間×1本×路線 のマトリックスで経費概算が計算できる。
なので、人件費や燃料費は非常にミニマルだ。一番のリスクは労働組合だ。しかし、このご時世、経済を活性化するために社会の公器としてのインフラ企業には、ぜひ、がんばってもらわなければならない。
また、深夜に走るためには、近隣住民のために、防音対策として、通常のスピードを半分にしてもまったく問題ない。ゼロの運行よりも、半分のスピードでもあることのほうが大事だ。
また、利用者負担の立場から、深夜料金は3倍とればいい。
当然、日曜日と月曜日だけはメンテナンス日として24時間化しないという事はありだ。
一番影響を受けるのが、タクシー業界だろう。
2010年度のタクシー市場規模は、1兆7279億円。乱暴だけど、この半分の8639億円、約9000億円のタクシーニーズが変化すると考える。9,000億円で見込めばタクシー業界の機会損失リスクを何で補えるかを考えられる。
反対に恩恵を受けるのが、外食産業だ。エステやサロンもニーズがあるだろう。
2011年度の外食産業の市場規模は23兆475億円。このうちの半分(都心想定)+1/5(深夜帯)を深夜営業の売上として想定すると、2兆3047億円の増収が見込める。
2兆3047億円(外食産業機会)−9000億円(タクシー産業損失)で、1兆4047億円だ!
タクシー産業、やホテル業界のダメージよりも他の深夜サービスの雇用やイノベーションが見込める。
せめて今年の夏の電気ピークの終わった、秋から冬、10 11 12月のシーズンに社会実験として、首都圏電車24時間計画提案したいものだ。
インフレからの脱却プランとしては、金利政策だけでなく実際の経済活動にインパクトが重要だ。
老朽化する首都圏に活力と今までにない若者の活動時間を提供しなければならないと思う。
24時間化によって、職場環境も生活環境も変わるだろう。
終電で帰る人が、帰る時間を調整できる。
家庭で待つ人も待たずに寝ることができるw
終電があるから、家に帰るのではなく、定時で仕事を終え、深夜帯の町、24時間ビジネスを堪能して消費できたほうが経済に貢献しないだろうか?
それが新たな首都圏の活性化につながるのではないだろうか?