聖書の印刷テクノロジーが生んだプロテスタント(抗議する者)とカトリックとの違い

グーテンベルグ以来の、スマートフォンという聖書を手にした市民は、文字が読み書きできるようになったのと同じく、「国民主権」を唱えることが可能なのだ。

我々は単なる、一票ではない。あなたたちを任命する一人だ。

もっと、任命するに値する価値を見せてほしい。党派や閥などどうでもいい。誰のために働く覚悟が本当にあるのかを見せて欲しい。

プロテスタント

さてプロテスタントはどのように生まれたのかと言いますと、ヨーロッパのルネッサンスの一部、宗教改革によってもたらされました。プロテスタントの元々の意味は、英語で「抗議」という意味です。カトリック教会に抗議するという意味で後に付けられた名称です。初期の宗教改革のリーダーの中には多くの聖書学者がいます。その中にはルター、カルヴィンなど一般の方でも聞いたことがある名前があります。 宗教改革には共通した3つの主張があります。

第一に、各々が聖書を読む機会が与えられるべきである、と主張しました。(この考え方は万人祭司といわれます。)これはルネッサンスにおける産業革命で印刷の技術が発達した事にも関連してきます。カトリック教会では、一般の信者は聖書を所有できませんでした。ところが、この時代に聖書は英語に翻訳され、出版技術によって一般の信者の人たちに聖書が届くようになりました。このような環境の中で、各々が聖書を読むべきだと言う考えが浮かび上がりました。

第二に、信仰と神の恵みによる救いを宗教改革者たちは訴えました。カトリックの信仰では、信者は赦しを得るために、ローマ教会への巡礼、祭司への罪の告白などの様々な事を行ないました。恵みによる救いという概念は、残念ながら中世のキリスト教にはありませんでした。それを宗教改革者たちは正そうとしたのです。

第三に、教会の権威を認めながらも、聖書の権威を強調しました。(聖書が信仰生活のすべての基準)カトリック教会では教会の権威のもとに、聖書とは他にいろいろな決まり事を作りました。これらの決まり事に、ある一部の宗教改革者達は反発を覚え、聖書の権威の重要さを強調したのです。

引用元: カトリックとプロテスタントの違い.

宗教改革
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%AE%97%E6%95%99%E6%94%B9%E9%9D%A9

伽藍とバザール
http://cruel.org/freeware/cathedral.html#1