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明けましておめでとうございます!
昨年の紅白の時は、他局との番組とのザッピングの中で全編見ることができなかった。
ようやく、紅白歌合戦を録画をREGZAにつないだLogitecのHDDから再生。
テレビにUSBハブで直付のハードディスクのメリットは、他のレコーダー機器のスイッチを入れたり、入力切り替えや別のリモコンを操作しないで済むところ。ひとつのリモコンで操作できるところがいい。
2012年、「第54回輝く!レコード大賞」も見たけれど、もはや日本の音楽業界は年間でどれだけ貢献したかを競う意味がなくなってきていることを実感した。それだけ、最新の音楽に対して興味を持つというよりも聞く機会を損失しているからだ。このことをもっと音楽業界はキモに銘じておくべきだ。音楽に鍵をかければかえるほど、自分たちの首が閉まっている…。スマホで無料でいつでも聞けるとかして、認知させるメディアを確保しておかなければならない。母数が増えないと儲からないビジネスモデルだからだ。
さて、紅白歌合戦の予算は毎回3億円程度らしい。2011年の受信料収入は6725億円なので、紅白歌合戦はそのうちのたったの0.05%なので、まったく予算のうちには入らないw
そもそも、紅白歌合戦はその年にがんばったかどうかはまったく関係ない。選ぶべき人を選んでいる。大晦日の紅白にふさわしいかどうかで選ばれている。しかも時間内に登場できる人物が限られているから芸能人の中でも、特に歌番組の少ない歌手にとっては、ギャラの問題ではなく、紅白歌合戦に出ている歌手である必要がある。
今回の「第63回NHK紅白歌合戦」の視聴率は、関東地区で第2部の視聴率が42・5%(ビデオリサーチ調べ)と、前年の41・6%を0・9ポイント上回って、年間ナンバーワン視聴率
3億円の内、出演者のギャラは1,000万円程度と言われている…
が!!
今年の生放送部分は異例!!
NHK紅白歌合戦 3億円 MISIAの生中継に6分間のために5,000万円 番組総制作費の1/6
由紀さおりさんの生中継も1,000万円。しかもNYでないところでNYのテロップ 米オレゴン州ポートランドですよね。
国際回線業者さんホクホク。
AKB48ファミリーにモモクロのおかげでバックダンサーはほとんどいらずに出演者のギャラにインクルード。さすがのNHKでもこの200人超える大所帯を格納できる楽屋がありません。EXILEが出演していたらさらに大変だった…。
初期投資のかかる巨大LEDもセットも舞台をすべて設定していたことに換算すれば、今後のNHKの番組費用の節約につながるはず。
MISIAさんの生中継にUSTREAMやCGを使えばもっとコストが下げられると思うけれど、50度を超える温度や豪華なカメラアングル。CGよりもCGらしい場所での「生」撮影は大変。スタッフも倒れたそう。
でも、ヘリの空撮? もしくは巨大クレーンからの映像? 歯の裏側まで見えるカメラアングル。
足元を見てみると、ハイヒールが埋まらないように砂色の台座が見え隠れする。
ここで疑問なのは、下手(左側)からこの場所に上がったとしても足あとを完璧に消すのは不可能。 うっすらと足あとらしきものが確認できる。
砂漠の風の音もMISIAの歌声にはかぶらない。いや、一曲目は完全にかぶらず、二曲目からは風の音が…いい感じでライブ感をだしてくれる。これだけ衣装がなびいているので、風の音が聞こえない方がおかしい。
しかし、この正確には8分20秒の映像の「生」にここまで、こだわるべきなのか?
会話は生で歌は録画にすれば、コストは完全に下がったはずだ。
演奏が生でなく、コンプレッサーで音を凝縮したカラオケになっているだけに、生である必要性は変化している。しかも、生音を聞けない歌手が音程を取りにくい歌合戦。
そういえば、おっかけ再生で見ていて、ちっとも生で見ていない者がいうセリフでもないが…。
フルバンド生演奏消え“カラオケ方式”/紅白
伴奏は従来、NHKホールに近いスタジオでフルバンドが生演奏し、専用回線で届ける形。三原綱木とザ・ニューブリードが1972年から連続出演してきたが、今回はいない。このため自前のバンドを入れる歌手以外は、ニューブリードなどの演奏で事前に伴奏をスタジオで録音。31日は、その音源を元に、いわばカラオケ方式で歌を披露することになる。理由について同局は、歌手が歌うバックの映像を歌に合わせて凝ったものにしているため、事前録音が適していると判断。演出効果を優先した形だが、「来年以降はどうするか未定」としている。
今回の特徴は、ミュージシャンの向谷実さんのツイートにもあるようにカラオケが大きな問題点となった。
トップバッターの浜崎あゆみさんもキーが非常にとりにくかったようだ。
@MinoruMukaiya さんのこのツイートが2012紅白歌合戦のすべてを物語っている。
演奏はエア(カラオケ)であり、会場のイヤモニターなのか、歌手の皆さんの音程が非常にとりずらかったようだ。これで歌合戦の晴れ舞台とはいいにくい。
紅白歌合戦は最高の歌のガチンコ勝負で魅せてほしいものだ。
些細なことだが、五木ひろしさんのギターの巧さに驚愕した!
しかし、エンディングですべてがバレてしまった。
最後のギターの音は、スケールスライドで終わっているのに、五木ひろしさんの左手はフレットをキープしている。
ああ、残念、ギターの音はカラオケだったのか…。だとすると、五木ひろしさんは、フェンダーのエリック・クラプトンモデルをなぜ引っ張りだしてまで演奏する必要があったのだろうか?
そういえば、歌とソロでのボリュームコントロールもなんだか微妙だった。ヴィブラートも五木さんは横なのに、聞こえてくるギターの音は、完全に縦のヴィブラートだ…。
かつての野口五郎さんのギターとは理由は違う。五木ひろしさんのギターはあくまでも添え物であり、歌が命だ。ギターをかかえてすべて演奏して、付加的な感動を与えた…という設定が、最後に裏切られた。
うーん、がっかり!
それでも、最高だったのが、美輪明宏さんだ。
金髪のいでたちで、オーラの泉の三輪さんではない、男装でのパフォーマンスだ。彼、いや彼女はこちらのほうが、数段すばらしい。 最後に木村拓哉さんも涙ぐむ…。
そんなこんなでボクの勝手な紅白歌合戦でした。みなさんはどう思われたでしょうか?
やはり、国民的な番組だからこそ、共有したくなる。
トリのスマップには、中居さんの歌とダンスに、ハラハラしながらの緊張感を維持して無事に2012年を終えることができた。