日本で『ザ・ビートルズ』を売るためのマーケティング 高嶋弘之

2018年7月9日月曜日『福山バカリVS超毒舌お姉様46人!ご参考までに』日本テレビ

ドラマ化したい!?“衝撃の実話”の登場番組で紹介されたエピソード

 

高嶋弘之さんのやりすぎ!ヤラセマーケティング

東芝音楽工業時代、洋楽担当ディレクター

当時東芝音工は既に英EMIと提携関係にあり、EMI傘下のパーロフォンからデビューしたビートルズについても「イギリスでのデビュー時に『Love Me Do』のサンプル盤を聴いたが『こりゃ駄目だ』と思った」と述べている。「Please Please Me」に衝撃を受けビートルズの日本における仕掛人であり、シングル30枚など国内で様々な販促活動を行なった。その結果、ビートルズは日本においても大ヒットを連発し、高嶋も一躍その名を知られるようになる。

https://ja.wikipedia.org/wiki/高嶋弘之

 

高嶋ちさ子バイオリニストのお父さん。
高島忠夫高嶋政宏高嶋政伸、の父親)の弟

なんと一桁ゴマかしていたことを暴露する高嶋弘之氏!

当時は、オリコンやABCのような外部のリサーチがなかったからできたこと。現在では『ヤラセ』で大問題となっていたことだろう…。

 

 

さらに、ビートルズカットが大流行 は東芝の社員のヤラセだった

  • ❏ビートルズをメディアで取り上げさせるため東芝音工・従業員らを床屋に連れて行って髪型をマッシュルームカットにさせた上で、その様子を週刊誌等に取材させ「今ビートルズカットがブーム」等の記事を書くよう仕向けたこともある。

     

    ❏ラジオのリクエスト番組等で自社ミュージシャンの曲の順位を上げるため、大学の後輩をそれらの番組にアルバイトとして送り込み、電話リクエスト等の集計の際に他社のアーティストのリクエスト数を減らし自社のアーティストの数字を増やすといったことを行わせていたという。

なんと、ラジオの電話リクエスト番組にアルバイト工作員まで送り込んでいたとは…(笑)そこまでして売ってくれていたのか!

日本に来日した時に4人は感謝の意を表した。そんな売り方をされているとは知らなかっただろうけど。

 

「ビートルズを日本において販促する際に現代であれば確実に問題になるような数々のやらせや数字の不正操作などを裏で行なっていた」と著書やインタビュー等にて述べている

人生は愛の演劇―感動のメカニズム

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❏「抱きしめたい」などビートルズの初期の楽曲の邦題のほとんどを高嶋が付けた

❏「Norwegian Wood」は「ノルウェー製の家具」などという意味だが高嶋は「曲を聴いた時に森のイメージが湧いたので邦題を『ノルウェーの森』とした」と述べている。

❏当初『ノルウェーの森』と訳されたことについては、邦題を名づけた高嶋弘之(当時東芝音楽工業でビートルズ担当のディレクター)が「意味をとり間違えた」とコメントしている。

高嶋弘之 – Wikipedia

 

 

 

「ビートルズ! 」をつくった男 (レコード・ビジネスへ愛をこめて)

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『ノルウェーの森』 諸説 “Knowing she would” ヤラせたい!

❏ポール・マッカートニーは次のように解説している。”Peter Asher had just done his room out in wood, and a lot of people were decorating their places in wood. Norwegian wood. It was pine, really, just cheap pine. But it’s not as good a title, is it, “Cheap Pine”?”(ピーター・アッシャーフォークデュオピーター&ゴードン」のメンバーで当時のポールの恋人ジェーン・アッシャーの兄)は部屋の内装をすっかり木造にしていたよ。多くの人が木材で部屋を飾り付けていたんだ。ノルウェー産の木材、松の木のことだよ。安物の松材さ。でも「安物の松材」じゃタイトルにならないだろ?)

❏村上春樹は、「ジョージ・ハリソンのマネージメントをしているオフィスに勤めているあるアメリカ人女性から『本人から聞いた話』」として、”Knowing she would”(オレは彼女がそうすると(俗的に言えば「ヤらせてくれる」と)知って(思って)いた)という言葉の語呂合わせとして、”Norwegian Wood”とした、という説を紹介している

 

https://ja.wikipedia.org/wiki/ノルウェーの森#タイトルに関する諸説

 

 Isn’t it good, Norwegian Wood という部分が
Isn’t it good, knowing she would

「彼女がヤラせてくれるのがわかってるなんて素敵じゃないか」
あまりにも露骨なので、Norwegian Wood で韻を読んだ説
by Lennon that really meant “knowing she would”
https://www.reddit.com/…/norwegian_wood_knowing_she_would/

高嶋弘之『ノルウェーの森』の誤訳は最高の誤訳(笑)
村上春樹さんにまで影響を与えているし…。
本来は、ノルウェー産の安物家具のこと…。
現在だったら、スエーデン産のIKEA家具でそろえられた彼女の部屋のことでしょう。

❏高嶋 : ビートルズが入ってきたときに、サウンド的にも違ったし、これはもう、革新的な音楽だと思ったから、ありきたりなタイトルは、全然頭からなかった。それでずばり、「抱きしめたい」ですよ。ちょっと正しい訳ではないと言えばないですけど。

❏歌を聴いて、自分でひらめいたところでメインのタイトルをつける。後で振り返ってみてね、一番最悪だったのは、「ノルウェーの森」ですよ。
倉本 : 「Norwegian Wood」ですよね。
高嶋 : あれ「ノルウェー製家具」ですよ。そんなもん知るかってことですよ。パッと聞いたら「ノルウェーの森」って、浮かんだんですよ。

http://archive.is/rITr

 

 

歌の中の Isn’t it good, Norwegian Wood という部分は、初めは

Isn’t it good, knowing she would「彼女がヤラせてくれるのがわかってるなんて素敵じゃないか」というフレーズだったものの、アイドル・グループの歌としては問題があるということで、knowing she would を Norwegian Wood に変えた、という説も根強くあるらしかった。

ノルウェイの森? 何じゃそりゃ? | 正しい英語を教えちゃる!

 

大村:ビートルズの宣伝もいろいろとやられたと。

高嶋:最初ビートルズのレコードを出してからの宣伝ではいろんなことをやりましたよ。ビートルズをなんとかしよう…と思っているとき、最初彼らはエリなしのジャケットを着てたので、東芝音工(今のマリオンの所にあった朝日新聞社の6階)の近くの西銀座デパートにあった京橋テーラーに僕は飛び込みで行ったんです。そこで、「大変ことになりますよ!イギリスからビートルズというすごいグループがやって来ます!私は彼らから権利を全部任されていて(もちろん何も任されてません)、このデザインで服を作ったら滅茶苦茶売れますよ」といってご主人に写真を見せたんです。この親父さんが実は立志伝中のすごい人物なんですが、僕のことはインチキだと思ったかもしれないですけど、騙されてくれた。そこでノーブル・キャッスルというブランドでエリなしの服を作ってくれたんです。僕は「権利は全部任されているのでこの服を作る権利はタダで上げます、その代わり僕に30着下さい」って服をもらって、それをセールスの連中に着せて銀座を歩かせた。びっくりしたんだけど、この本にその写真が載ってるんだよ(64年6月の週刊平凡パンチ誌)。

大村:載せました。

高嶋:あと、当時なかなか誰も乗ってくれない中でTBSの女性ディレクターが「売れるかどうかわからないけど、私は好きだ」って言ってくれて。これで、よっしゃ!って思いました。女性は肌で感じてくれる。

大村:直感で。

高嶋:音楽評論家の福田一郎さんは、最初大きな声で「ビートルズ、あんなもの当たるわけないぞ!」ってラジオ局で言ってらしたので、東芝に見えたとき「先生がダメと仰ってもビートルズの波は日本に上陸します。そのときにダメだって仰っていたら福田先生の名前は海の藻くずと消え去るかもしれません。先生が大好きですからこんなことで先生を失いたくありません」ってお話しをして、ビートルズのレコードを準備して自宅で聞いていただいたんです。1週間後にいらしたときは大きな声で「高嶋!売れるぞ、ビートルズは!」って。こういうのが大事なんです(笑)。この後、福田一郎さんはビートルズをすごく応援してくれました。

大村:プロモーションのお話では、床屋の話もございますよね。

高嶋:さっきのエリなしビートルズ・スーツの連中に銀座を歩かせたのもそうだけど、これはまず現象としてのビートルズを見せようと思ったことの一つです。いろいろと髪型を考えてくれる女主人の床屋が五反田にあったので、東芝の人間を連れていって、カットの練習に使うカツラを被せて切ってもらったんです。これを「早くも町の床屋に現れたビートルズ・カット希望の青年」という見出しで、日刊スポーツの担当者に騙されてもらってニュース映像にしました。

大村:この写真ですね。

高嶋:そうそう、彼は東芝の音楽出版の人間。他にも、もう時効だと思うから言いますけど、文化放送の「ハロー・ポップス」という電話リクエストの受付嬢10人の中に3人ばかり潜り込ませて、ローリング・ストーンズとエルヴィス・プレスリーのリクエストをビートルズのそれにすり替えたり、東芝のレコード・コンサートに女子高生のサクラを何人かいれて曲が盛り上がる所で合図をして「キャー!!」って悲鳴を上げさせたりしました。でも、それもこれも作品がいいからなんです。いいものはちょっと手を加えることで出てくるんです。 

http://amass.jp/71310/

 

 

ノルウェイの森 上 (講談社文庫)

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ビートルズ『ノルウェーの森』を和訳して歌ったら!Norwegian Wood / The Beatles Cover