巨額の制裁金を与えたEUの判断。
かつては、同様にMicrosoftのWindowsのInternet Explorerの抱き合わせが問題となっていた。
基本的にOSを提供するメイカーは、圧倒的なアドバンテージを持っている。当然自社のブラウザを標準ブラウザとし、自社のアプリプラットフォームに対しての巨大な権限を持つ。
ハードウェアメーカーは、それぞれOSを選択する方法もあるが、売れものを作るためには、無償で提供されたAndroid OSを選択する。あくまでも、これはメーカーの意思である。
そして、ユーザーも、それを選択してきた。あくまでも、市場の選んだデファクトスタンダードだ。
Androidがイヤならば、AppleのiOSを選ぶこともできる。
制裁金で解決するわけでもなく、EUの過剰なアピールに見えて仕方がない、
欧州委、グーグルに5700億円制裁金命令:日本経済新聞
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO33113430Y8A710C1MM8000/
欧州連合(EU)の欧州委員会は18日、米アルファベット傘下のグーグルに43億4000万ユーロ(約5700億円)の制裁金を払うよう命じた。基本ソフト(OS)「アンドロイド」を使う携帯端末に、自社の検索・閲覧ソフトの「抱き合わせ」搭載を求めるなど自社のサービスを不当に優遇し、EU競争法(独占禁止法)に違反したと判断した。欧州委による独禁法違反を巡る単独企業への制裁金では過去最高額だ。
90日以内に違反行為をやめなければ、1日あたりの売上高の最大5%の罰金を、さらに毎日科すとした。