2019年、時価総額では世界ナンバー1となったamazon
ウォルマートは11位だ。
1位 アマゾン時価総額 8233億ドル(約82兆円)
11位 ウォルマート時価総額 2799億ドル(約27兆円)
しかし、実際の売上高においては、
Walmartが5003億ドル(約50兆円)で5年連続で世界でのナンバー1だ。
この差は歴然だ。
amazonは、1778億ドル(約17兆円)で18位である。
amazonの売上に対して時価総額が5倍に対して、Walmartは売上に対して時価総額は1/2くらいなのだ。
https://memorva.jp/ranking/forbes/fortune_global_500.php
世界最大の小売業Walmartは、時価総額ではamazonに及ばないものの、売上ではamzonの1,779億ドル(約18兆円)を完全に凌駕している。
Walmartは、5,003億ドル(約50兆円)で5年連続の首位である。売上ベースでは,Walmartはamazonの2.8倍もある。
さらに実店舗数が全米に約5,000店舗あり、各店舗から5マイル以内の住人は米全人口の2/3以上というカバー率だ。
しかし、売上比率は年々減少しており、ECのamazonにがぜん期待値が集まる。
Walmartは、Jet.comを30億ドル(約3000億円)買収(2016年)するが、ECでの、その成果はまだまだ見えない。さらに インドのFlipkartを160億ドル(約1.6兆円)で買収(2018年)。
その間に、amazonは、をホールフーズを137億ドル(約1.3兆円)で買収(2017年)するが、リアル店舗でのその成果はまだまだこちらも見えない。
amazonは、ECでの商品販売以外の広告事業やPrime会員、AWSなどのサーバービジネスが好調だ。しかもその比率が50%に限りなく近づいていく頃だろう。
※2018年実績は2019年2月発表予定。
(amazonの2017年)売上高(1778億6600万ドル 約18兆円)のうち商品売上高は25.2%増の1185億7300万ドル(約11兆円 66%)、サービス売上高は43.4%増の592億9300万ドル(約6兆円 33%)だった。
すでにamazonはECというよりも、ECも持った複合事業であり、サービスの一貫として、リアル店舗という市場で、Prime会員向けの宅配などの事業を伸ばそうとしている。
□米アマゾン・ドット・コムがホールフーズ・マーケットを137億ドル(約1兆5200億円)で買収して1年余りが経過したが、8400億ドル規模の米食品小売市場で引き続き苦戦を強いられている。
□実店舗を持つ小売業者の食料品宅配とピックアップサービスを使った世帯の利用額は月約200ドルで、アマゾンで食品を買っている顧客よりも頻繁に注文を入れている。同顧客の利用額は月74ドル。食品小売企業が全体的に大規模な投資を行ったことで、オンラインの食料品宅配とピックアップのサービスを利用することができる世帯は来年、全体の90%に達する見込み(17年は69%)だとしている。
米アマゾンが食品小売り拡大で苦戦、ホールフーズ買収から1年余り – Bloomberg
□(amazonの売上 1778億6600万ドル 約18兆円のうち)セグメント別では、北米事業の売上高が33.0%増の1061億1100万ドル(約10.6兆円)、営業利益が20.2%増の28億3700万ドル(約2800億円)と高成長を維持。
AWS事業も売上高が42.9%増の174億5900万ドル(約1.7兆円)、営業利益が44.1%増の43億3100万ドル(約4331億円)と貢献した。
一方、海外事業の売上高は23.4%増の542億9700万ドル(約5.4兆円)、営業損益は30億3300万ドル(約3033億円)の赤字(前期は12億8300万ドルの赤字)と損失が拡大した。
□アマゾンが(2018年2月)1日発表した10~12月期の売上高は前年同期比38%増の605億ドル(約6兆円)で、最終利益は19億ドル(約1900億円)だった。これには税制改革に伴う7億8900万ドル(約789億円)の利益が含まれる。
https://www.sankeibiz.jp/macro/news/180203/mcb1802030500013-n1.htm
□17年10~12月期の(四半期ベースの)売上高の内訳を見ると、ネット通販が前年同期比17%増の353億ドル(約3.5兆円)(為替変動の影響を除く)と伸び率が鈍化しているのに対して、「セラー」と呼ばれるアマゾンのウェブサイトに出店する第三者から受け取る手数料や物流サービス料などの収入が38%増の105億ドル(約1兆円)と好調。
プライム会員からの会費収入や電子書籍、音楽・映像配信の利用料などサブスクリプションサービスの売上高も47%増の31億ドル(約3100億円)と高い伸びを示した。さらに、成長のけん引車となっているのがAWSで、売上高は44%増の51億ドル(約5100億円)だった。アマゾンは物販よりもセラーへのサービスやサブスクリプション収入、クラウド事業などで稼ぐ収益構造へと転換しつつある。
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2019年1月17日 時点