スターバックスは、サードプレイスとして、世界を席巻した。ハワードシュルツは、米国の大統領候補になるかもしれない勢いだ…。
しかし、スターバックスを1日に何度も利用しようとは思わない。400円近いラテならば、二杯分で、成城石井のコーヒー豆が買え、十数杯飲める。
いや、サードプレイスの価値は、家や職場以外の場所としての価値がある。
しかし、スターバックスは、本当にサードプレイス、コミュニティになっているかと言うと疑問だ。
本当のサードプレイスは、その場その場のオーガナイザーがいて地域のコミュニティをまとめているのだ。
チェーン店のスターバックスにそれを求めるのは無理だ。しかし、顔見知りの店員さんとは挨拶くらいはできるようになる。
しかし、その店に来る常連さんと仲良くなるかと言うとちがう。日本で言うところのスナックが、きっとそれに当たるんだろう。
リスボンでは、いろんな店やカフェやレストランが、時間帯ごとによって固有のお客さんを迎え入れてくれるコミュニティになっている。
オーガナイザーであるホストやホステスが存在し、店の『主』として、はたらかなくても、目を効かせている。
通い慣れてくると、日本のジャーナリストだと、オーナーが色々と紹介してくれる。
セメント工の人や、漁師の人を紹介してくれた。それはそれで、いろんな経験を、伺えるチャンスだ。何よりも流行りの『多様性』を毎日実感できる。
『同質性』を重んじるのは良いが、極度の同質性は、キモいだけだ。他者排除につながるからだ。
日本の本当のサードプレイスは『新宿ベルク』
日本で本当の『サードプレイス』と呼べるのは、新宿の『ベルク』くらいしゃないだろうか?
ここでは、隣の人とも気軽に会話ができるから不思議だ。オーガナイザーもいるようでいない笑
ヨーロッパは、そういえば、どのカフェも新宿『ベルク』なんだ。
しかも、必ずワイファイがあるので、このようにビールを飲みながら、旅日記を沢木耕太郎氏の深夜特急時代に想いを馳せながら執筆できる。
やばい!ビクトルのコミュニティ力にビールの杯数が増える!
ポルトガルで一番必要なのは自制心だ!
何といってもビールがカフェで1ユーロ125円で飲めてしまうのは自制心がないとアルコール中毒患者になってしまいそうだ。気をつよう!
ポルトガルは、ポルトガル語という不便さはあるけれども、日本人が差別されることもなく、対等に暮らせる国だということがよくわかる。彼らはいまだにアジア人が珍しい。そう、ボクたちは彼らの先祖様が憧れた黄金のジパングから来た民なのだ。
動物界ではなく、人間界の地球のムツゴロウさんを目指すぞ!
主人のビクトルさんと 2019/02/05
Cá Téspero