ファウンダー ハンバーガー帝国の秘密
ハリー・ソナボーン(Harry Sonneborn)がいなかったら、マクドナルドの今日はなかったことだろう。
マクドナルドの利益を生み出したのは、フランチャイズシステムではなく、売り上げ連動型のテナントリースだったから。
利益のでなかったレイ・クロックのフランチャイズビジネスに、不動産の概念を持ち込んだのが、ハリー・ソナボーンであった。
20年間での土地の借り上げを行い、フランチャイズオーナーへ請求する。最初にデポジットを取るので、一気に資金が潤沢に回るようになった。
マクドナルドを開店するには、レイ・クロックからテナントの土地を借りる必要があったからだ。土地のリースには、40%の利益が載せられていた。
マクドナルドのビジネスが開花したポイントだった。
Harry Sonneborn
“You’re not in the hamburger business, you’re in the real estate business.” https://en.wikipedia.org/wiki/Harry_J._Sonneborn
□当初のマクドナルド社の取り分は、売上の僅か1.9%のロイヤリティに過ぎず、その内1/4はマクドナルド兄弟に払った。この取り分では、クロックがつくった営業チームの経費はおろか、フランチャイジーに最小限のサービスを提供するにも足りなかった。
□マクドナルドを金のなる木に変えたのは、クロックでもマクドナルド兄弟でもなく、ハンバーガーでもフレンチフライやミルクシェイクでもなく。不動産投資とハリー・ソネボーンの”知られざる財テク技術”
□『レイ・クロックはマクドナルド社の儲けにも感心がなかった。マクドナルド兄弟には寛大すぎ、フランチャイジーの成功には気を遣いすぎ、仕入先に対しては正直すぎた。だからマクドナルド社の収益は、フランチャイジー売上のわずか1.9%のサービス料(売上歩合のロイヤリティ)が殆どで、その1/4はマクドナルド兄弟に支払う。フランチャイジーから加盟時に徴収する加盟金は1店舗わずか950ドル、後に値上げしてからも1500ドルに過ぎなかった。(1961年以後は1万ドル)
□ソンネボーンはマクドナルド独自の不動産方式を考えだした。ソンネボーンは1956年にクロックがアイスクリームのチェーンテイスティ・フリーズからスカウトし、その後10年間マクドナルドの財務を担当した。クロックはソンネボーン死去の数カ月前に『ソンネボーンだけが我社を救い大会社にしてくれた。マクドナルドを大金持ちにしたのは彼だった』と絶賛した。
□1)不動産賃貸をマクドナルドが行う方式
最初のソンネボーン方式はマクドナルドが土地を賃借しフランチャイジーに手数料を取って貸すという仕組みであった。
<1>マクドナルドが不動産会社「フランチャイズ不動産」と別に設立する。
<2>次にこの会社がマクドナルドの店舗を立てても良いという土地を持つ地主を見つけ、土地と建物を借り受ける。契約は20年間。
<3>「フランチャイズ不動産」がフランチャイジー殿間に不動産取得手数料込みで又貸し契約を結ぶ。
□Harry J. Sonneborn
was the financial wizard behind The McDonald’s Hamburger Empire. Harry J Sonneborn was born Harry Morris Joseph to Mark Harry Joseph and Minnie Greenbaum Joseph in Evansville, IN. After the death of his parents, Harry’s adoption by his aunt, Jeanette M Joseph Sonneborn, and her husband Louis J Sonneborn took place.
https://www.findagrave.com/memorial/10434248/harry_morris-joseph-sonneborn
Ray Krock Biography clip1 standardization
Ray Kroc and the History of McDonalds-National History Fair
Ray Krock Biography clip2 Prodcut Development
成功はゴミ箱の中に レイ・クロック自伝―世界一、億万長者を生んだ男 マクドナルド創業者 (PRESIDENT BOOKS)
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