5万人収容の国立競技場を壊して5万人収容の新国立競技場を3000億円かけて作るハナシ?

5万人収容の国立競技場を壊して5万人収容の新国立競技場を3000億円かけて作るハナシ

実際には、3,000億円は、1700億円に縮小しながらも500億円を東京都に要請するという状況になってきた。
8万人収用の日本最大規模は、5万人になるという。
むむむ? 国立競技場は5万人収用だったのだから、こわさずに、リノベーションだけでよかったのではないだろうか? 
ウインブルドンや有明のように雨天用のテントを取り付けるというのもありだったのかもしれない。

東京の一等地で、東京ドームを何日も使うニーズがあるのであれば、8万人という収容施設は、利用料金にもよるがまだまだニーズはあると思う。問題は交通機関などの一斉での8万人の移動に耐えられるかなどの問題かもしれない。
近隣施設での商業施設や大型の商業ビルの併設など、いろいろと時間をつぶせる施策は考えられると思う。

潰してしまった国立競技場は戻らない。しかし、オリンピックのシンボルとしてふさわしいスタジアムは作るべきだと思う。

新国立競技場はいわくつきの物件だ。もともとは2019年のラグビー・ワールドカップ(W杯)の決勝・準決勝戦を開催するために企画され、そこに20年の東京五輪が乗っかった。その建設費がすごい。 当初は1300億円だった見積もりがあっと言う間に3000億円に膨らんだ。昨年5月には規模を2割縮小する方針を決め、現在公表されている建設費は1625億円だが、この金額で完成できるか怪しいものだ。旧国立競技場の解体作業が5カ月遅れるトラブルなどもあり、開閉式屋根がW杯にも五輪にも間に合わないというわけだ。
http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/159984

2020年東京五輪・パラリンピックの主会場となる新国立競技場(新宿区)の建設を巡り、下村博文文部科学相は2015/05/18日、東京都庁を訪ね、舛添要一知事に費用の一部負担を要請した。総工費は消費税5%時の1,625億円との試算から膨らむ見通しで、下村氏は当初計画の開閉式の屋根を、2020年大会後に取り付ける方針を明らかにした。さらにスタンドの一部を仮設とし、8万人の収容人数を2020年大会後に5万人規模に縮小する方針も示した。新競技場は2019年3月に完成する予定。
http://mainichi.jp/sports/news/20150518k0000e040184000c.html

下村博文文部科学省大臣、舛添要一都知事に500億円要請

同競技場はグラウンドの真上に開閉式の屋根を設置する計画だったが、下村文科相は18日に舛添知事と面会した際、「(五輪に向けて)全部やると間に合わない」と述べ、設置は五輪後になるとの考えを伝えた。

 舛添知事は会見で「設計図を決めた時に予定はきちんと立てたはずだ。五輪は絶対に成功させないといけないが、非常に危機感を持っている」と語った。また、下村文科相から約1700億円とされる建設費のうち、約500億円を都が負担するよう要請されたことについては「都民にどういう利益があるのか、(国側に)説明してもらわないといけない」と述べた。

http://www.yomiuri.co.jp/national/20150519-OYT1T50111.html

「下手な決め方をして、取り返しの付かないことになったらどうするのか。だから、私はほかに場所を探して都立でも造るぞ、という気概を持っている。こういう事態になった時には政治的な決断があれば、良い」

 欧米の主要スタジアムでは、選手や観客を「主役」と位置づける。選手が競技に集中できる環境、観客が快適に過ごせる空間を追求。建設費も経済状況に合わせ、五輪後には客席数を削減してプロチームを誘致する。周辺に商業施設を建設することで、にぎわいが増す。収益を生み、建設費も回収する「経済的に持続可能な」スタジアムが完成する。逆に外観の豪華さにこだわると、設計が困難となり整備費も増大。五輪後には「負の遺産」と化す―。国際政治学者だった舛添氏は、そうした事情も十分把握している。
http://www.hochi.co.jp/topics/20150522-OHT1T50045.html