テレビ広告費はネット広告費の半分以下に!
2022年、国内広告費7.1兆円のうちネット広告は3.9兆円と広告費の54.9%と半分を占める。
一方、マス四媒体合計でも2.3兆円と32.3%。テレビ広告だけでは1.8兆円と25.3%。なによりもテレビ広告1.8兆円は、ネット広告3.9兆円の半分以下だ。
少なくとも半数の広告主のボリュームは、テレビ広告よりもネット広告にシフトしたと言っても過言ではなくなった。2018年の4年前はまだテレビ広告がネット広告に勝っていた。この4年間の勢力図の変わり方は広告業界全体をさらに揺るがしていくことだろう。
国内広告費、15年ぶり最高更新 22年、ネットがけん引
■電通が24日発表した22年の国内広告費は、前年比4.4%増の7兆1021億円で、07年以来15年ぶりに過去最高を更新した。社会のデジタル化を背景に、動画の広告を中心にネット広告費が大きく伸長し、市場全体をけん引した。
■ 新型コロナ禍による制限が和らぎ、外食やレジャーを中心に経済活動が活発化したことも広告費を押し上げた。
ネット広告費は14.3%増の3兆912億円だった。19年に2兆円を超えてからわずか3年で約1兆円積み上げた。
新聞、テレビ、雑誌、ラジオを合わせた「メディア4媒体」は2.3%減の2兆3985億円だった。4媒体は21年にネットに抜かれており、その差が拡大した。
国内広告費、15年ぶり最高更新 22年、ネットがけん引
電通が24日発表した22年の国内広告費は、前年比4.4%増の7兆1021億円で、07年以来15年ぶりに過去最高を更新した。社会のデジタル化を背景に、動画の広告を中心にネット広告費が大きく伸長し、市場全体をけん引した。
ネット広告費は14.3%増の3兆912億円だった。19年に2兆円を超えてからわずか3年で約1兆円積み上げた。 新聞、テレビ、雑誌、ラジオを合わせた「メディア4媒体」は2.3%減の2兆3985億円だった。4媒体は21年にネットに抜かれており、その差が拡大した。
https://news.yahoo.co.jp/articles/8abf18e4e9399bb3441ca95a48c9c3d6c275a2f7
なんとWBCの世帯視聴率は48.0%を記録した。
2022年の紅白歌合戦が関東で31.2%だから国民的視聴率と言いたいところだが…視聴率の母数は、テレビ受像機を持っている世帯ではなく、有意抽出法で選ばれ調査協力している世帯だ。視聴率調査員は断られると、さらに国勢調査リストを元に、お願いし続けた母集団だ。統計的には95%以上正しいが、選ばれた母集団は昼間に在宅、または電話や郵送でも協力的な世帯。寸志という謝礼もあるので率には偏りがあるのではというのが筆者の持論だ。テレビの視聴率調査と言ってもNHKと間違われることも多かった。東京では個人世帯が50.26%に増え、国勢調査の回収率も80%(令和2年2020年)だ。
サッカーワールドカップなどのABEMAなどは、WAU(週間アクティブユーザー数)というアクセス数が3,409万人だ。テレビの広告費がネット広告の半額になったので、高視聴率番組の時ほど『dボタン』も動員してのテレビ積極視聴なども調査するべきだろう。