植草元早稲田大学教授、現名古屋商科大大学院客員教授が、2006年9月13日、痴漢の現行犯で逮捕された。
「ミラーマン」また逮捕 植草応援ブログ炎上http://news.livedoor.com/webapp/journal/cid__2446381/detail
として、ライブドアニュースが炎上情報として伝えているが、何をもって「炎上」と客観的に評価されるのかを考察してみた。
ニュースでは「3時間で500を超える書き込みが殺到し、「炎上状態」に近い」と記述されているが、「植草一秀氏を応援するブログ」には、コメント数では1923件、トラックバックで72件のフィードバックが寄せられている。
簡単に匿名でコメントできるコメントと、自分のブログでなんらかの関連でリンクをはるトラックバックとでは性質は大きく違う。そこで、「炎上係数」というひとつの指標で分析するのもひとつの炎上の傾向を知ることができるのではないかと感じた。
2006年09月15日3時現在、コメント数1923÷トラックバック数72=26.7倍という数字がみえた。
ボクサーの亀田選手を支援したということでプロスキーヤーの上村愛子さんのブログは、コメント数1779÷トラックバック数は57.3倍であった。
乙武洋匡さんの「紀子さま出産」は、コメント数1598件÷トラックバック数84=19倍であった。その後の「深くお詫びします」のエントリーは、コメント (3986) | トラックバック (139) で28.6倍の炎上係数があらわれた。
この誰もが書き込めるコメントとBlogを持っており、トラックバックをする発言では当然意味がまったく違う。ここでボクはひとつ母数であるコメントの数が多いほど、「炎上」に油を注いでいる傾向が強いと感じる。トラックバック数はその炎上ネタについてのブロガーとしての自分のブログにおいての正式声明が掲載されていることが多いので、コメントよりもなんらかの思慮されている部分が多い。
2ちゃんねるなどの同じ情報ソースをもとに、コメントとトラックバックでは、体感的にも時間的にも50倍いや、100倍もの違いがあると思う。
よって、コメント多、トラックバック少の、炎上係数の倍率が高ければ高いほど、単なるヤジウマおよび冷やかしであり、コメント少、トラックバック多のほうが、世論としての物議度がちがうと感じた。
また、炎上したブログを「炎上係数」という指標で見ることによって、識者およびオトナが気にする炎上なのか、イジメに近い炎上なのかを判断することができるのではと感じた。
もちろん、ボクは「トラックバック多」で炎上しているブログほど、本当の物議を醸していると判断したい。