このエレベータのボタンを見た瞬間、これを作った会社が恐ろしい…と感じた。
単なる作業しかしていない。
設計した人は、はじめて使う人のことなど、何も考えずに図面を引いたのだろう。
製作した人も、図面どおりに造ることしか考えていない。
そして、この文字盤の装置をつけられた会社も、文句を言わないという鈍感さ。
はじめてきた人は、このエレベータのボタンを探す度に、どれだけストレスを感じるのだろうか?
このようなプロダクトが、世の中に存在してしまう怖さに黙っていられない…。
そう、誰かが指摘しない限り、このような醜悪なデザインは、はびこりつづけるのだ。
いまだに、フロッピーの形をしている「保存ボタン」など メタファーの意味を履き違えている。
AドライブもBドライブもなく、Cドライブから始まる、ディスクデザイン。
いつまで、フロッピーディスクドライブ時代のデザインを踏襲しているのだろうか?そして、いつの時代の事務所のゴミ箱のデザインなんだろうか…。
デザインはモノと社会とのインタフェースである。
そこに、思考がなければ、社会は良い方向へは動けない。それを使う人への思いやりと機能が必要だ。
ストレスを感じさせないデザインでなければならない。
ストレスを感じさせるデザインはUIではなく、それは「兵器」と呼ばれるべきだろう。
エレベーターの「開く」と「閉じる」のボタンも「ひらく」「とじる」のほうがわかりやすいけど、もっと人にやさしいUIは必要だろう。
間違えやすい「エレベーターの開閉ボタン」をJAYPEGでデザイナーたちがリデザインしてみた
http://matome.naver.jp/odai/2135925440564258701