アップルの最新特許を検索する方法

アップルはLightningケーブルのコネクタの構造を特許化しています(参考弊所ブログ記事)。米国では、US8647156、US8573995、US8708745で登録されています。日本では、日本ではPCT出願の国内移行が特願2013-512061(「外部接点を有する二方向性コネクタ」)が現在審査中です。特許を押さえているのでアップルのライセンスがなければ(少なくとも米国では)Lightningケーブル互換品の製造・販売はできず、これがサードパーティ製品の価格を押し上げる要因のひとつになっていると思われます。

引用元: ダイソーで売っているiPhone用Lightning充電ケーブルとアップルの特許について(栗原潔) – 個人 – Yahoo!ニュース.

特許で公開されていると、カンタンにGoogleでも検索することができてしまう。そこから、アップルが何を創ろうとしているのかを想像するのはとても楽しい。反対に、こんなカンタンなことで米国の特許がとれてしまうのか?という気づきさえもある。

アップルの特許を最近の順番で並べてみる

inassignee:”Apple Inc.”
https://www.google.com.ar/search?tbo=p&tbm=pts&hl=en&q=inassignee:%22Apple+Inc.%22#q=inassignee:%22Apple+Inc.%22&hl=en&tbm=pts&tbs=sbd:1

いろんな特許が取得されている。

日本でもこちらでわかる

http://ipforce.jp/Data/apview/type/0/ap/2344/y/2013/aps/9/apstk/16/tabid/1

コネクターを独自仕様にしてしかも特許権で縛るというアップルのやり方は、企業の知財戦略としては真っ当なのかもしれませんが、一消費者としてはちょっと疑問
http://bylines.news.yahoo.co.jp/kuriharakiyoshi/20141219-00041648/

まさにその通り。

Appleとディズニーの戦略は似ている。
ディズニーランドでは、お弁当の持ち込みなどもできない。
すべて園内で購買するというモデルだ。

アップルのiOSのフォーマットであれば、審査が大変だけど、健全なアプリのみが使えるという安心感がある。Androidのような自由がないけれども、安全なのだ。親もディズニーやAppleならば、子供に与えても、安心という構図ができる。

しかし、いつからアップルはコンサバティブなプロダクトになってしまったのだろうか? ずっとリベラルな革新製品だったのに。革新的でありながら、使いやすさを追求する。

そのためには、オープンで勝手になんでもできてしまうのではなく、がんじがらめのフレームの方が自分たちの理想とする環境が構築できるという発想だ。

しかし、SNS分野やコミュニティや検索を苦手としている限り、すべてを自分たちのプラットフォームで解決できないところが痛い所…。