ビットコインのはじまり
ビットコインは2008年11月1日に「[https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B5%E3%83%88%E3%82%B7%E3%83%BB%E3%83%8A%E3%82%AB%E3%83%A2%E3%83%88 サトシ・ナカモト]」という謎の日本人らしき人がメーリングリストで 「私は全く新たな電子キャッシュシステムを開発してしまった。信用されているとされる第三者を一切経由せず、完全なるピアツーピア型で([https://www.mail-archive.com/cryptography@metzdowd.com/msg09959.html ※筆者訳])」 と、論文を紹介したことによって社会に公表される。
[[image:image02|center|サトシ・ナカモトによる9ページによる論文 出典:Bitcoin.org]]
[https://bitcoin.org/bitcoin.pdf https://bitcoin.org/bitcoin.pdf]
そして翌2009年より、「分散型台帳」の登録更新(マイニング=「採掘」)がされることによって運用がなされる。常に台帳管理をコンピュータで計算し、台帳を更新するボランティアにはビットコインが報酬が与えられる。
ビットコインの発行枚数は、発行上限枠が2,100万枚に限定されている。上限の80%に達し、すでに1680万BTCが採掘の報酬として配られており、残りは420万BTC(20%)となった ※2018年1月13日時点
計算方法は単純だ。
21万ブロック単位を採掘するのに最初は約4年(2009〜2012年)で1ブロックあたり50BTCかかる。しかし、次の21万ブロックの採掘には、4年(2013年〜2016年)かかるがBTCの報酬は半減して8年分だ。次の21万ブロックの採掘(2017年〜2021年)で半減して16年分、(2022〜2026年)では32年分…、(2027年〜2030年)では64年分…
つまり全部採掘するまでには、22世紀の2141年頃だ。
最初の21万ブロックを記帳した人(マイニング=採掘した人)には、1ブロックごとに50ビットコイン付与された。次に、21万1ブロックから42万ブロックまでの人は1ブロックあたり25ビットコイン、63万ブロックまでは12.5ビットコイン。84万ブロックまで6.25ビットコイン…、105万ブロックまで3.125ビットコインと続く。最後は最小単位の1satoshiと呼ばれる0.00000001ビットコイン(小数点以下8ケタ)まで続く…。つまり21万ブロックごとに、マイニング報酬は、半減(1/2)していく仕組みとなっている。
現在は、50万6820ブロックあたりなので、1ブロックあたり12.5ビットコインがもらえる。
[[image:image03|center|採掘されているブロック 出典:blockchain.info]]
https://blockchain.info/
全ての仮想通貨がマイニングを通して得られるわけではない。リップル、IOTA、NEM、NEO,Qtum,OmiseGo、Lisk,ストラティス、ウェーブス、EOS等はマイニングを通して得られるコインではない。
https://jp.cointelegraph.com/news/80-of-all-bitcoins-already-mined-only-42-million-coins-left-until-supply-cap
日本語の『仮想通貨』は、英語では『Cryptocurrency(暗号通貨)』という。決してバーチャルではないのだ。
[[image:image01|center|仮想通貨の時価総額ランキング 出典:coinmarketcap.com]] https://coinmarketcap.com/all/views/all/全ての仮想通貨がマイニングを通して得られるわけではない。リップル、IOTA、NEM、NEO,Qtum,OmiseGo、Lisk,ストラティス、ウェーブス、EOS等はマイニングを通して得られるコインではない。
https://jp.cointelegraph.com/news/80-of-all-bitcoins-already-mined-only-42-million-coins-left-until-supply-cap