『ドローン』が進化すると『ドM』化していくと思った動画 TEDラファエロ・ダンドリーア

ほうき立てのようなジャグリングができるようになる

どんだけ、ふられても、ワイングラスをこぼさないように維持できる

どんなにふられても、耐える! 重力は一定方向に。プロペラとワイングラスの位置は一定なので、重力はおなじ方向で働く…。
https://i.gyazo.com/d6b07f4cb5a23311548641773cbfb415.png

ドSな、ラファエロ・ダンドリーアにプロペラをハサミで切られるドMなどローン

プロペラを切られても、横軸の回転制御できないまでも飛び続けるドローン。まるでガメラのようだw

ボールをラケットで跳ね返すドローン。ドローンと錦織圭がテニスで闘う時代がやってくるかも!
テニスとか卓球でドローンが、球技スポーツのパートナーとして成立する!

網を使って3台のドローンが玉を跳ね返す。このリアルタイムの演算処理はすごい!
高層階における 人名救出用のネットにも応用できるだろう。
自衛隊にドローンで人を救出できる部署が必要だろう。

コントロ−ラーではなく、モーションジェスチャーで、ドローンをコントロールする。
ジミー・ペイジのテルミンであったり、ジュラシック・ワールドのレプターの制御に近いことができるのだ。

冥王星の重力を設定したドローンならば、誰もがジャグリングを練習することができる。

Dynamic Works – Highlights 2015 from Raffaello D’Andrea on Vimeo.

https://en.wikipedia.org/wiki/Raffaello_D%27Andrea
http://www.ted.com/profiles/1566832
http://flyingmachinearena.org/research/

https://www.youtube.com/watch?v=z_R8feyCu-M
https://www.amazonrobotics.com/#/

スイス連邦工科大学のロボット研究者ラファエロ・ダンドレア氏(47)

米アマゾンがほれ込んだ スイスのドローン魔術師
ロボット自在に操る工科大教授

❏スイス連邦工科大学(ETH)チューリヒ校。ここに世界が注目するロボット研究者がいる。ラファエロ・ダンドレア氏(47)。米アマゾン・ドット・コムが買収したロボットベンチャーの共同創業者。現在はドローン(無人飛行機)を含むロボットなど高性能マシンを研究する。彼の研究所で、その大きな可能性の片りんを見た。

❏イタリア生まれで9歳の時にカナダに移った。トロント大、米カリフォルニア工科大を経て1997年から2007年まで米コーネル大の教授職に就き、07年にETHチューリヒ校に移籍。同校に「アリーナ」を新設してドローン研究を本格化した。
コーネル大時代にはロボットのサッカー世界大会「ロボカップ」の優勝常連校に。その技術に目を付けた米起業家と組み、倉庫の商品棚を持ち上げて動かすことで荷物の仕分けを効率化する物流支援ロボットのキバ・システムズを03年に設立。同社が12年にアマゾンに7億7500万ドル(約880億円)で買収されたことでビジネス界でも一躍有名になった。
「キバ・システムズではロボットを平面上で正確に制御する技術が生かされた。今度はドローンを3次元空間で高精度に制御し、あらゆる場所に送り込めるようにしたい」(ダンドレア氏)

http://www.nikkei.com/article/DGXMZO79484430Q4A111C1X11000/

ダンドレア氏「基礎研究通じ、可能性を極限まで高める」

――ドローン最大のビジネスチャンスは何でしょう。

ラファエロ・ダンドレア氏
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ラファエロ・ダンドレア氏
 「防犯セキュリティーや監視目的、配送など様々な企業が可能性を模索しているが、最も興味深いのはまだ誰も『キラー・アプリケーション』と呼べる大きなビジネスチャンスを生み出せていないことだ。誰もが可能性は大きいと信じており、将来は我々の生活に大きなインパクトを与える新市場が誕生するだろう」

 ――あなたにも何がキラー・アプリケーションになるか分からないのですか。

 「分からないし、個人的にはそのことはあまり考えないようにしている。私の仕事は大学での基礎研究を通じて技術の可能性を極限まで高めること。世界を変えるアプリケーションはそこから生まれると信じている」

 「研究成果をインターネットなどで公開し、世界中の人々からアイデアを寄せてもらう。100あるアイデアのうち、すばらしいアイデアは1つかもしれない」

 ――事業化に向けて具体的に進んでいる話はありますか。

 「様々な人々と話をしているが、現時点で明らかにすることはない。研究室のメンバーで3社のベンチャーを立ち上げた。私個人が出資して設立した『ヴェリティー・スタジオ』という会社は、ドローンをエンターテインメント市場で使う。(世界的なサーカス団の)『シルク・ドゥ・ソレイユ』と組んだ作品を発表している」

 ――ドローンには米シリコンバレーのIT大手も注目しています。グーグルからコンタクトがあったのでは。

 「それについてはコメントできない。ただ、近くシリコンバレーのベンチャーキャピタルを訪問する。詳しくは言えないが、我々の研究に興味を持っており、協力の可能性に興味があるようだ」

 ――なぜスイスで研究しているのですか。

 「1つは私がイタリア出身で欧州に戻ってきたかったこと。ETHチューリヒ校は世界屈指の工科大学で私の研究を実現するための環境を整えてくれた。世界から集まる優秀な人材も多く、シリコンバレーのように人材争奪が激しくない。スイスは自然も豊かで住むのにも最高の環境だ」

 ――今後はどのように研究を進化させますか。

 「(人間がどう機械と関わり合うかの)『ヒューマン・マシン・インタラクション』に注目している。ドローンと人間がどう関わり合うか。ドローンが運んできた物を人間がどう受け取るかなどだ。複数のドローンが協力して物を運ぶなど、機械同士が協調するシステムの開発にも力を入れている」

 ――ドローンを使った人の移動は可能でしょうか。

 「研究で使っている(プロペラが4つある)クアッドコプターは万能性が非常に高いのが特徴だが、実は効率性はさほど優れていない。人を飛ばすにはもっと効率的な方法がある」

 ――ドローンが悪用される可能性についてはどう考えますか。

 「すべての先進テクノロジーは良くも悪くも使われる。現在市販されているドローンに全地球測位システム(GPS)をセットすれば、爆弾だろうが化学兵器だろうが何でも運べてしまう。技術が間違った方向に使われることを防ぎながら、技術進化を止めないようにどう規制するかが問われている」

(田中暁人)

[日経産業新聞2014年11月11日付] http://www.nikkei.com/article/DGXMZO79484430Q4A111C1X11000/?df=4