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ボクの英語レッスンの話をしよう。革命的だったレッスン体験がある。それは、自分自身を外国人化する事だった。
事の発端は、いつも免税店では英語で話しかけられることが多かったことだ。そこで英語で答える。しばらくしてから、「もしかして、日本人ですか?」と声をかけられる……。
なぜかいつも香港人と間違えられていたのだ。テンガロンハットをかぶっている日本人なんてそんなにいないからだろう(笑)。
その時に思ったのが、英語をしゃべる機会を強制的に作らなくてはということ。
そこで、夜の22時以降、外出時は日本語禁止にしてみたのだ。
マクドナルドでも英語、タクシーでも英語、道を聞くのも英語、焼肉屋でも英語、スタンディングバーでも英語、どこへ行っても英語!
この体験は、非常に勇気のいる体験だったが、まずは利害関係の少ないマクドナルドあたりで、「Hi! I’d like to have…」と英語でオーダーしてみた。
最近は、日本人の顔立ちでも外国人が多くなっているので、マクドナルドのクルーは見事に「Yes! Just a moment.」と非常事態モードなのにとっても丁寧に対応してくれた。
このコラムを読んでいる読者の皆さん!ぜひ、騙されたと思って英語でオーダーしてみてほしい。いかに、英語で話しかけられた日本人は非常事態モードにスイッチが入って、最高のおもてなしをしてくれるかがわかる。
マクドナルドではそんなに難しい言葉を使う必要がない。スターバックスやタリーズでも一緒だ。
ちょっと気兼ねするようなルイヴィトンのような高級店でも、「Thank you. I just looking.」と答えると、なぜだかVIP対応になる。
ついつい調子にのって「Can I see that one?」と次々と商品を見続けているうちに外国人化している自分に気づく。
そう、一度、外国人化してしまうと、日本人とバレないように、自分も非常事態モードになっているのだ。海外にいるよりも、英語を意識するようになる。背中が冷や汗でびっしりということもしばしば……。
しかし、喋りたいのに喋れなかった単語はあとでチェックできる。ああ、あの時はどう言えば良かったんだろう?と調べる。勉強ではなく日本に来た外国人としての視点で日本を見つめることができるのだ。
さらにだ……。
普通、日本では綺麗な女性に声をかけても振り向きもされない。しかし、英語で「Excuse me. Do you speak English?」と質問すると2人のうち1人は必ず立ち止まってくれる(笑)。なんて、素晴らしい国なんだ!と思える。
そう、英語が使えるだけで、日本が違って見えてくるのだ。
これも日本人の殻を捨てて外国人化するための儀式だと思って実践してみてほしい。実践しないと何もはじまらない。
英語は、学習の成果が見えにくい。だからこそ、モチベーションの維持が一番むずかしい。
自分が外国人へ変身するという事は、ちょっぴりスリルがありながらも、日本で大胆に英語の勉強のできる機会だと思う。
Via
http://news.mynavi.jp/column/paulkanda/001/index.html