福島県双葉町「原子力明るい未来のエネルギー」の看板が410万円で撤去されようとしている話

東京電力福島第一原発が立地する福島県双葉町が原発PRのために掲げた看板の撤去方針を示したことに対し、標語をつくった大沼勇治さん(39)=茨城県古河市=が16日午前、撤去反対を町や町議会に申し入れた。「負の遺産として保存し、人間の愚かさを後世に伝えるべきだ」と訴えている。
町の中心街入り口に掲げられた看板の標語「原子力 明るい未来のエネルギー」は、大沼さんが双葉北小6年だった1988年、学校の宿題として提出し優秀賞をとった。
。避難生活の中で「原発は明るい未来どころか故郷の町をズタズタにした」と苦しんだ。今月に入って、町が新年度予算案に撤去費用410万円を盛り込んだことを知った。
「老朽化して危険」というのが町の説明だが、大沼さんは「周囲に崩壊しそうな公共物がたくさんあるのに、看板だけ撤去するのは間違った過去と向き合わない行為。それだけの金額があれば補強できる。子どもたちにも真実を伝えていきたい」。町内外の人々に保存を訴えて署名運動も始める予定だ。
http://www.asahi.com/articles/photo/AS20150315001927.html

「老朽化して危険」というのは方便な気がしてしかたがない。
また、標語を作った人がなくさないでほしいという原告となる方法もある。

まずは署名運動あたりで、「明るい未来のエネルギー神話」だった頃(1988年)のシンボルとして残すのはありだろう。しかし、撤去費用に410万円もかかる代物とも思えない。

ただ、ネットで十分に画像はシェアされてはいるが…、標語アイデア提唱者が保存を唱える意義は小さくない。