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GDPの計算方法マイナス0.4% 年率マイナス1.6%

7月から9月までのGDP=国内総生産の伸び率は、物価の変動を除いた実質で前の3か月間と比べてマイナス0.4%、年率に換算してマイナス1.6%でした。

引用元: 7~9月GDP 2期連続のマイナス NHKニュース.

ニュースなどでは、あっさりと、年率に換算して…といいますが、どう換算しているのでしょうか?

まず、GDPの発表は内閣府が四半期ごと(年4回三ヶ月おき)に発表し、本日の発表は四半期別GDP速報(2014(平成26)年7-9月期・1次速報

※官公省庁文書の中でも、このGDPに関しては年号よりも西暦が頭にくるという珍しい文書。世界との比較が重要だからだ。

発表スケジュールはこのとおりだ。株価にも影響するので、公表予定時刻まで明示されている

2014(平成26)年 7-9月期(2次速報)
2014(平成26)年12月8日(月) 公表予定 8時50分

2014年 10-12月期(1次速報)
2015(平成27)年2月16日(月) 公表予定 8時50分
http://www.esri.cao.go.jp/jp/sna/kouhyou/kouhyou_top.html

今年のGDPから昨年のGDPマイナスし昨年のGDPで割るそれに100を乗じると、今年のGDP成長率が計算できる。

今期の速報では、ここが、マイナス0.4% だった。

問題は年率だ。

この状態の成長率で1年間ではどのくらいになるのか?

昨年のGDPをAに代入、1期〜4期までをA1〜A4

A1 = A*(1-0.4)
A2 = A1*(1-0.4) = A*(1-0.4)*(1-0.4)
  =A*(1-0.4)^2
A3 = A2*(1-0.4) =A*(1-0.4)^3
A4 = A3*(1-0.4) =A*(1-0.4)^4

で計算する。

それで、結果が 年率マイナス1.6%

年率換算成長率=((1+四半期成長率)^ 4 – 1 )*100

年成長率 -1.6% = (A×(1-0.4)4乗ーA) ÷A×100

で計算!ふぅー!

ちなみに GDPとは…国民経済計算

国連の定める国際基準(SNA)に準拠しつつ、統計法 に基づく基幹統計として、国民経済計算の作成基準及び作成方法に基づき作成される
GDP(国内総生産)とは、日本の国内で、1年間に新しく生みだされた生産物やサービスの金額の総和のことです。

GNI(GNP)とのちがい

名目GDP(nominal)は、その年の価格で集計した値 デフレインフレの影響を受けた数字
実質GDP(real)は、基準となる年を決めてその基準年の価格で集計した値

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