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シンゴジラを観た人は『日本のいちばん長い日』を観るべき!

テレビ朝日で『日本のいちばん長い日』を観た。
2016年8月14日(日)

まさに、「シンゴジラ」をもう一度、みているかのような錯覚に陥った。

「ゴジラ」が登場しない『シンゴジラ』だった。…いや、本当の「ゴジラ」は人間の姿をしていた…。

歴史的なタイムラインや、シナリオはしっかりと脳裏にあるが、当事者としての感覚は皆無だった。

被害者としての遺族や家族ではあるが、すでに祖父や祖母、父母の口伝えでしかイメージできない。

その時、天皇は、軍部は、政府は? 幾多もの戦争映画は観てきた。むしろ、それらは戦争をテーマにした怪獣映画だった。しかし、『日本のいちばん長い日』は、怪獣映画、戦争映画ではなく、『シン・ゴジラ』だった。

「シン日本国憲法」以前の、大日本帝国憲法の下で、「國ノ元首ニシテ統治權ヲ總攬」する立憲君主制における国家元首の天皇が、いかに「象徴天皇」とならせたのか?

昭和天皇をはじめて、内側から描いた作品だと思う。

「ポリティカル・サスペンス」としての見どころも沢山ある。
検証するための資料はネットでいくらでも散乱している。また書籍も膨大にある。興味があれば、さまざまな知見に当たれる。

2時間、観るだけで、「戦争」というはじめた戦さのおさめどころの難しさを映画は娯楽として、体感できる。

「憲法改正」が話題になる頃までに、この映画を観て、自分のオピニオンのポジションを再確認しておいても遅くはない…。

池上彰さんの解説もコンパクトにまとまっている…。
https://www.youtube.com/watch?v=I-xpo0y6YyQ

シンゴジラは「未来」、『日本のいちばん長い日』は、「過去」の「決断」がいかに決められたのかを知る機会となるだろう。テレビや新聞だけでは得られない。そして、書籍よりも、てっとり早く、知見が得られるのが映画というメディアのメリットだ。

 

御前会議のあの現場を垣間見た気がした映画だった…。

 

歴史ヒストリア

天皇のそばにいた男 鈴木貫太郎
https://www.youtube.com/watch?v=26-SlpK3zBI

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