HPとはホームページではなく、世界ではヒューレットパッカード社を意味する和製英語

「一部安全性の強化が必要」年金機構、HP閉鎖
http://www.yomiuri.co.jp/national/20150606-OYT1T50114.html

企業年金連合会HPに大量データのサイバー攻撃 : IT&メディア : 読売新聞(YOMIURI ONLINE)

民間企業の年金基金などでつくる「企業年金連合会」(東京)が今年4月、ホームページに大量のデータを送りつけられるサイバー攻撃を受けていたことが(2015/06/)9日、わかった。

情報源: 企業年金連合会HPに大量データのサイバー攻撃 : IT&メディア : 読売新聞(YOMIURI ONLINE)

いつから、「HP」なんてコトバが定着してしまったのだろうか?

しかも「HomePage(ホームページ)」の省略系だ。おそらく「ホームページ」と書くと、6文字消費するので、2文字ですむHPとなったのだろう。

しかし、「ホームページ」の本来の意味は、「ブラウザで設定したトップページ」の意味である。かつてのブラウザにトップにもどるボタンが家のアイコンであり、ホームページで呼ばれたのがきっかけ。
基本的には、ブラウザのブックマークのような機能であるので、正しくはウェブサイトとかWEBで表現したほうが適切だろう。

今や、WEB=蜘蛛の巣をイメージする人は世界的に少ない。HPより一文字多いだけだ。何よりも、「HP」というよりも、「WEB」とした方が英語にしても誤解を生まない。

実際にHPはWebSiteというコトバに翻訳されている

「一部安全性の強化が必要」年金機構、HP閉鎖

読売新聞の英語版 The Japan TimesではWebSitesとHPを言い換えている。
While the JPS blocked connections to outside websites on May 29,

HPとはコンピュータ関連のヒューレットパッカード社を意味する

「HP」というと、世界的には米国のヒューレットパッカード社をイメージする。

ウェブサイトのことを「HP」と表現するのは日本だけだ。

http://whatis.techtarget.com/definition/Hewlett-Packard-HP

最近のスラングでは、HPは”Harry Potter”を意味するらしい。
http://www.internetslang.com/HP-meaning-definition.asp

なので、「HP」といっても、野球のナイトゲームを意味する「ナイター」同様の通じな和製英語となってしまっている。

まずは、メディアから「HP」という言葉を使わないようにしよう!

まずは、メディアから率先して、間違った和製英語を使わない努力をすべきである。また、「ハッカー」というコトバも「クラッカー」とすべきだと思う。「ハッカー」に失礼である。