クアラルンプールのモール戦略


20数年ぶりのクアラルンプールで、毎日、驚きの連続が2週間たっても続いています。
短期の旅行では見えない、レジデントならではの視点でリポートしたいと思います。

20年前にはなんにもなかったのがモールとLTR。

この縦横無尽に広がった、LTR路線とその周りにそびえ立つ、コンドミニアムとモール。

中でも、モールは、まだちっともテナントがなくても、オープンします。これでオープンされても、困りますよね(笑)

日本ではありえないオープンの仕方。

そんな状況でも、周りには巨大なコンドミニアムがたくさん、さらにガンガン工事中です。

線路を延伸する。モールを作る、コンドミニアムを作る。人が郊外で豊かに暮らせる…の繰り返しで、2020年の先進国入りをマレーシアは計画しています。経済不況も、中華系マネーには何も影響していない。

モールは、存在していてキャパシティがあれば、中華系不動産オーナーは抑えにかかり、それを個別に賃貸します。だから、オーナーの所有物件やメンテナンスで同じコンドミニアムなのに、管理やコンセプトの違いで雲泥の差!

しかもこちらのコンドミニアムは、フルファニッシュドという、完全、家具、家電、電化製品設置タイプなので、オーナーの趣味が明確に現れます。

しかし、残念ながら、そのフルファニッシュドのセンスがめちゃ悪い!(笑) 日本人にとってはですよ(笑)

そんな中、コンドミニアムのレントを、
ipropertyで探した物件のオーナーたちは、ほぼ中華系です。

正直、英語のアクセントがとても聞き取れなくて、WeChatやWhatsAppで言語コミュニーケーション。

なんとか、路線図とにらめっこしながらのこちらの土地勘で、東西南北、物件さがし。

ガランガランのモールに、新築コンドミニアム、どっちが先かわかりませんが、同時に進行していくというのがこのクアラルンプールのやり方。
とりあえず、前に進むもとが大事!

しかし、日本人は、ガラガラのモールをみて、いずれ人がたくさんくれば、モールにテナントもたくさんという発想にはなりません。

1年契約のレントで未来のことをなど考えません。明日から暮らせるかどうかが一番、大事!

モール側も、コンドミニアムに人がいないことには、出店しない。
この駆け引きが、クアラルンプールではとっても重要!

今日の気づきでした!