松屋フーズHD 2020年売上は1,065億円、営業利益は4.76%の50.7億円。飲食ビジネスは固定費率がポイント。時価総額は676億円

時価総額 676億円

とんかつ松のや』と『カリー食堂松屋フーズホールディングス<9887>

沖縄のやんばるで一番、困っていることが、『カリー食堂』が沖縄県に一軒もないことだ。

https://www.matsuyafoods.co.jp/shop/mycurry/

高田馬場に『マイカリー食堂』ができた2019年、週に3回ものヘビーローテーションとなった。

さて、そんな松屋フーズホールディングスのファイナンス状況をみてみたい。

松屋フーズホールディングス 2020年度 売上 1,065億円

ファイナンス

2019年4月1日〜2020年3月31日 連結決算より

https://www.matsuyafoods-holdings.co.jp/wordpress/wp-content/uploads/2020/05/200511_consoli_summary.pdf

売上 1,065億円 (100%)
売上原価 351億円 (32.9%)
売上総利益 713億円 (66.9%)
販売費及び一般管理費 663億円(62.2%)
営業外収益 6.7億円 ▲3.1億円 =3.6億円
営業利益 50.7億円 (4.76%)
経常利益 54.3億円(5.09%)
親会社株主に帰属する当期 純利益 26.0億円(2.44%)

https://www.matsuyafoods-holdings.co.jp/wordpress/wp-content/uploads/2020/05/200511_consoli_summary.pdf

STRACチャート


外食産業は、フードコスト原価3割とよく言われる通りの変動費が見事に32.9% そして、売上総利益が66.9%

驚くのが固定費の高さだ。売上総利益に対する固定費コストはなんと92.9%
営業利益は残りの7.1%だ。売上総利益に対する軽減税率8%分程度しか利益がでないとなると、固定費の変化対応がとても重要だ。いや、固定費率の調整ひとつで、利益体質になるか利益がふっとぶかのところだ。

コロナ禍をうけた2020年は4月5月6月は見事にもろに影響を受けている。

2020年3月期の連結決算売上が1065億円

単純に2020年度を4半期で考えると一四半期当たりで266.2億円、営業利益は四半期あたり12.6億円となる。

直近の、2020年4,5,6月期の
令和3年3月期第一四半期の連結業績は、
売上211億円だが、営業利益は▲26億円に転落している…。

営業利益では12.6億円(2020年四半期平均)-▲26億円なので、38.6億円のマイナスという結果となっている。経常利益も純利益もマイナスだ。

コロナの影響が及ぼす外食産業への影響は多大だ。固定費対策が急務である。