okdtのプレゼンに学ぶ「プレゼン18メソッド」

http://www.nicovideo.jp/watch/sm5515719

http://www.nicovideo.jp/watch/sm5515719

に知人の岡田良太郎さん(通称:okdt)のプレゼンがアップロードされた。

なぜに、ニコ動なのかは不明だけど…。

「岡田良太郎イノベーション」

高専カンファレンス2008 Winter in 東京

まず、セミナーのポイントはなんといってもツカミだ。

バンドはメタボなB’zをやっているという。

この一説で、会場はokdtのリズムにのったと思う。

よくプレゼンのスタイルなどで、「ジョブズに学ぶプレゼン」

http://www.google.co.jp/search?q=%E3%82%B8%E3%83%A7%E3%83%96%E3%82%BA%E3%81%AB%E5%AD%A6%E3%81%B6%E3%83%97%E3%83%AC%E3%82%BC%E3%83%B3&lr=lang_ja&ie=utf-8&oe=utf-8&aq=t&rls=org.mozilla:ja-JP-mac:official&client=firefox-a

とあるが、1000年みんな早いと思います(笑)。

まずは、最初にokdtに近づくところから始めるべきだろう。

それでは、okdtのプレゼンを、プレゼン評論家(笑)として分析していきたいと思う。

1.本人がプレゼンにノルこと。

 何よりもこれがポイント。

話す前に、これから楽しいことをやるんだ!という熱い想いが必要。これがない人のプレゼンは心に響かない。

2.アイスブレイクなツカミ。

会場は初対面の人が多い。当然、氷が固まっている状態。軽いネタのジャブで会場の氷を一気に溶かす。会場のガードをゆるめるためのジャブである。

例:メタボなB’sのコピーバンドなど

自分の特徴で笑いを誘う。

okdtの場合は、岡田斗司夫のマネで「いつまでもヤセていると思うなよ」的な自虐ネタもありだろう。

3.豊富なヨコ道ねた。

 リグレトなどで、セミナーの話題をリサーチする。

http://rigureto.jp/

このサイトは秀逸な「つぶやきサイト」。

きわめて日本人的ではあるが、ネットで癒しが得られる数すくないサイト。

つぶやきにレスした人も少し幸せな気持ちになる。

mixiのコメントなども活用。

 これで会場の距離がますます近づく。

mixiのコメントに、文字チャットで返すなどの裏技を多用する。知人をまきこむことも重要。レスのタイミングをあわせて事前に準備しておくこと。

4.母校やコミュニティをリスペクトする。

 この気持ちがあれば、相当キツめなツッコミでも問題ない。大事なのはリスペクトしている気持ちがあるかどうか。

5.早めの前段の結論 中締め

 なるべく早めに、ここまでのネタを含めて、何のための前フリだったかを整理する。これによって、ネタも大事なフリだったことに気づく。

6.知人をリスペクトする。

オープンソース界のマドンナとか、サラリという。これで怒る人はいない。

「ホメる技術」が重要。

7. 7つの理論 

偶数ではなく奇数が重要。

最初に3つとか、5つのアジェンダを提示すると、人間は奇数が覚えにくいので、さらに記憶したくなる。2桁になると偶数の方が覚えやすくなるから不思議なものだ。

ここでドラッカーの7つの理論が登場で、話がまじめな方向へと緩急がつく。

資料やスライドが欲しくなり、プレゼンターとコンタクトが取りたくなる。

8.多めのスライド

高橋メソッドほどではないが、リズムのあるヴィジュアルで短い時間のプレゼンであればあるほど、枚数を増やして、文字ではなく、絵で理解させる。

9.マトリックス図を活用する。

マトリックスで表示されると、その世界観を一目で掌握しやすい。

反対にマトリックスで表示することによって、掌握させやすくなる。

破壊的イノベーションからの引用。

10.勝間和代的な受け売り

他人の考えたフレームワークを、自分なりに解釈してまとめて受け売る。フレームワークは考えた人より、まとめてくれて使いやすくしてくれたほうが有益だ。神田昌典がオリジナル。好き嫌いは別として、いいメソッドは盗め!

11.ビジネススキルやチャンスの数値化

現実にはありえないファンタジーな方程式を脳内にインストールする。

X軸、Y軸、Σを駆使して、幾何学的に数値化する。

このプレゼンの場合、ターゲットは高専生である。

12.市場データの活用

データのポイントを明示する。

市場データの説得のための羅列ではなく、データの持つ意味を解説してポイントだけを抽出する。

13.時間をコントロールする。

しゃべっている間も、常に時間のストップウォッチをまわし続ける。

携帯などでカウントダウンするのも一つの安全策。ボクの場合は見やすいハイパフォーマンスなキッチンタイマーを使用している。

14.ひらきなおる。

ウケなければ、「ここは、拍手する所です」と催促する。いままでの会場の一体感があれば、さらに場は和む。拍手がおきやすい環境にすることで、プレゼンターも会場も共に熱くなる。

15.熱いメッセージ

一番伝えたいことを熱く語る。

これがないプレゼンは、資料だけでかまわない。時間を共有しているからこそ、つたえなければならない熱いメッセージを語ろう。

今回のメッセージは、すべては、「へんなやつ」の市場価値を説くことだ。

16.自分なりの名言集を持つ。

「自分と未来は変えられるが、他人と過去は変えられない」

思わず、メモってしまった。そのまま使う時は、 ※交流分析で有名な心理学者Eric Berneの言葉とクレジット表記。

自分なりにインスパイアされてリスペクして名言を作るのもあり。

「人類の過去は変えられないが、技術で人類の未来は大きく変えられる」みたいなノリで。

17.サイボーグ009ネタ

加速装置ネタ」もう10年も前の昔から聞いているけど、変わらぬメッセージを発し続ける継続力は大事。

サイボーグ009の「かちっつ」をわかる人がいるかどうかどうでもいい。変わらぬメッセージが重要。

自分のアイドルや理想の姿のパワーを自分にエンベッドすることが大事!

来年は100年に一度の009の年だそうだ。うまい!

石ノ森プロに何かもちかけたほうがよいだろう。

「009加速装置サミット」2009年09月09日(水)の9:09からスタート!

Googleあたりが主催しないかなぁ…。

18.クロージング

クロージングの常套句ではあるが、キホンのキ。

話す機会を与えてくれた主催者への感謝。

徴収への感謝。

「ありがとうございました」で一例。

拍手が起きれば、成功です。

がんばってください!



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