CNETによると、ポッドキャスターのアダム・カリー氏の所有する「PodShow.com」にVC大手のクライナーパーキンスやセコイアキャピタル、セファロベンチャーの3社から、885万ドル(9億7350万円@110円)もの戦略投資を受けた。
http://japan.cnet.com/news/media/story/0,2000047715,20086424,00.htm
Podshow.comは、podcastingのビジネスモデルとして、ツールやシステム、アグリゲーション、アーティストなどとのネゴシエーションができるサイト。
秀逸なのが、アーティストの楽曲をネゴシエーションする「pod safe music network」
http://music.podshow.com/music/producers/login.php
アーティストが楽曲を提供すると、それをポッドキャスターがダウンロードして、自分のポッドキャスト番組にその楽曲を流す。ポッドキャスターが流したことを、アーティストのサイトへ連絡し、アーティストは自分の楽曲がどのように使われたかを知ることができるのだ。
ダウンロードされることによる危険性はあるが、プロモーションとしては、いい展開なのかもしれない。著作権を保護されながらも、複雑なセキュリティで聞かれるチャンスを失うよりは、積極的に合法的なCMG(コンシューマー・ジェネレーテッド・メディア)でもあるPodCastに提供していこうというアーティストのプロモーションと考えるべきであろう。
今後は、アーティスト自身が、どのメディアを経由して、聞いてもらえるかを真剣に考えなければならない時代になっていると思われる。
マスメディアとCMGをつなぐPodcastのツールシステムの可能性に「大手ベンチャー」が出資をしたところが、興味ぶかい。