「セカンドライフにおけるヒットメイキングの極意」by はたけさん

セカンドライフにおけるヒットメイキングの極意
http://www.dhw.co.jp/sl/hatake/

はたけ日記セカンドライフ編

はたけ宮殿 テレポート

http://slurl.com/secondlife/japalandtokyo/128/109/27/

☆じゃぱらんどHP☆
http://japaland.cubejapan.com/

2007年08月31日(金)デジタルハリウッド大学(秋葉原)において、シャ乱Qはたけ氏による「セカンドライフにおけるヒットメイキングの極意」が開催された。

セミナーのオープニングは、な、なんと祝電から開始されるという異色のスタート。シャ乱Qのドラム担当のまこと氏からも、応援の音声メッセージが流された。
そして、シャ乱Qの「いいわけ」の楽曲に合わせて、はたけ氏登場!

「セミナー」という形式のライブは生まれて初めてというはたけ氏。最初は、オーディエンスの反応がとても気になる感もあったが、音楽ライブの観客とちがって、セミナーの客は、そんなにはリアクションは期待できません(笑)。しかし十分に楽しさは伝わっていると思われるが、拍手でさらに盛り上げる(大丈夫だってば!)。

続いてゲスト講師のプレゼンではたけ氏がインタビュワーへと変わる。

●三淵啓二(みつぶちけいじ)氏 デジタルハリウッド大学院教授
「セカンドライフを始めた頃は?(はたけ氏)」 
「おととし(2005年)に入ったところ、ちっともおもしろくなかった。しかし、しばらくしてから特にクリエイター視点ですごいことが起きていると感じた。来日中だった米国リンデンラボ社のメンバーをデジタルハリウッドの役員とセッティングしたところ、即日でデジタルハリウッドでもセカンドライフをやっていこうということになった」

「セカンドライフとは?(はたけ氏)」
    「セカンドライフは自分を映し出す鏡である」
 ※現在、セカンドライフの国民比率で日本人は5% (米国27% ドイツ9% ブラジル7% 英国7% )

●新谷卓也(しんたにたくや)氏 株式会社マグスル 代表取締役

2006年秋組からの参入。
「最初は小高い山の上に、おいてけぼりで何がおもしろいのかが全くわからなかった。しかし、ニュースなどで聞いているうちに、日本人が集まるサイトを調べ参入していった。Togenkyoが最初の経験」

tougenkyo(桃源郷)
2005年にアンシー・チャン(ドイツ在住の中国女性)が、放浪していたセカンドライフの日本人にSIM(島)を与えて開発させ、周辺を分譲して販売するという方法で日本人の集落が生まれた。

※アンシー・チャンは、言語別に同様のビジネスモデルでセカンドライフの土地開発をおこなってきている。それが「アンシーチャンモデル」
日本人居住区の歴史は、たった1年の歴史であるが、その中から、日本のセカンドライフのビジネスが萌芽している。

新谷氏は、最初の頃、約10日間セカンドライフの分譲の看板の前に立ち続け、お客さんを車にのせて、分譲地に案内していた。テレポートを使わなかったところがポイントかも。

ここまでで約1時間、そして休憩後にはたけさんのセミナーへ。

セカンドライフにおけるヒットメイキングの極意
十の極意はこちら

1.コンセプトの重要性
2.思い立ったら、即実行
3.ギブ&ギブ
4.一人完結型ではあきられる
5.クリエイターの落とし穴
6.適材適所
7.モノで釣るより人で釣れ
8.ユーザーのメディアを活かせ
9.リアルメディアとの連携プレー
10.「企業VSユーザー」ではなく「企業×ユーザー」

リアルワールドでのミュージシャンとしての知名度、そして、セカンドライフ上では一住人である、はたけ氏。2006年の10月からセカンドライフをはじめ、最初の語学の勉強になればという思いからは逸脱し、現在は、セカンドライフのデベロッパーのジャパランドのプロデューサー。

2007年3月フィリピン人から土地を購入し、はたけ宮殿を作るつもりが、ネットは◯◯からというスタッフの助言を受け、◯◯宮殿を建設。

8000平方メートルから、16000平方メートルへ拡張。

スタッフ全員で、ここがどれだけ「◯◯」かをPRすることにより、1日100人もの人が集まるようになる。
モノよりアバターとのコミュニケーション

JAPALAND TOKYOに「はたけ宮殿」を移転

 

1.コンセプトの重要性
 いろんなことができすぎる。なんでもできるということよりも特色をだす。
 ラーメン屋の場合、みそラーメンならここ!とんこつならここ!という、ここは何をするところかをしっかりと打ち出す必要がある。
JAPALANDの場合、47都道府県を小出しにしている。日本で全公開するよりも、少しづつ県が増えている。
ソフト自身も未完成。二週間に一度は六時間も落ち得ていることが多かった。未完成感も一緒に楽しんでいく余裕が必要。

2.思い立ったら、即実行
 JAPALANDの東京タワーに、ラスベガスのストラトスフィアタワーにあったフリーフォールをつけてみた。ダメであれば、削除できるので、とにかくやってみることが大事である。

3.ギブ&ギブ
JAPALANDの千葉県に「東洋経済」のSIMがある。東洋経済のロゴ入りTシャツを無料配布している。
あんぱんバイク(あんぱんまんと機関車トーマスのパロディ)も配布した。
セカンドライフのイベントを告知広報は、意外に大変。何ができるのか、どうやって楽しむのかなど。世界陸上なども開催されている。
不完全なものを「前のめり」で楽しまないと楽しめない。

4.一人完結型ではあきられる
 パソコンそのものが一人で完結できる。しかしSLでは誰かとつながることによってはじめて楽しめるもの。
たとえば「ダンシングカウ」に乗って踊るだけだが、やってみると意外に楽しい。
一人完結型の「ダンシングカウ」だけど、みんなで集まって楽しむことによってさらに楽しめる。

5.クリエイターの落とし穴
 富士山の雪玉に乗ると転がるしくみをクリエイターが考えた。
 (スクリプトを作っただけでは意味がない)
それを今度はパチンコのように釘を打ってみた。
コースで、占いで、大吉や大凶がでるようにしてみた。
自分が雪玉にのって転がり落ちて占いができるようになった。

6.適材適所
 クリエイターが犬を作ってきた。
犬は自分のあとをついてくるだけ
呼ぶとついてくる犬をつくるようにしてみた

7.モノで釣るより人で釣れ
 一度行って、身に行くだけで十分。特に企業のSIM
 人を呼ぶのは、やはり人。
 JAPALANDの千葉といえば、「ディズニーランド」。ディズニーの著作権に抵触っしないキャラを30秒に一回、回るように作ってみて、盛り上がるかと思えば、盛り上がらなかった。ハイクオリティなものを作っても同様。

なにもないカフェ。テーブルとイスがおいてあるだけのカフェに人が集まるだけで盛り上がることができる。
いろんな人が集まることができるスペースが必要である。

8.ユーザーのメディアを活かせ
 1SIMの入れる同時ユーザーが40人から100人しか入れない。
しかし、セカンドライフユーザーのほとんどが、ブログを持っている。
そのブログの読者にまで影響を及ぼすことができる。

9.リアルメディアとの連携プレー
 セカンドライフの中だけで完結しない。
BlogTVなどは「YouTube」に制作側がアップロードする。
「マシネマ」は動画をYouTubeにアップしている。

10.「企業VSユーザー」ではなく「企業×ユーザー」
 企業がセカンドライフに参入するニュースを見て、住民として行ってみるとガッカリすることが多い。
JOBLAND というアルバイトの仕事の斡旋をやってみた。100L$でも人は飛びついてくる(実際は50円)。「東洋経済」のオープニングの際にキャンペーンガールを派遣する。JAPALANDの住人は、「東洋経済」を仲間として迎え入れている。
住民と一緒に企業の建物を作る。
愛情をもってセカンドライフに接している人同志は結びつきやすい。

※約40分にわたりはたけさんの10の極意を説明。
 自らの経験をもとにした、机上の論理ではなく体感的なセカンドライフ論が展開された。やはり当事者ならではの感覚は非常に重要である。
ちなみに、はたけ氏は一日、2時間程度はセカンドライフ内に居住するヘビーユーザー。ログイン時間はさらに長くなる。

会場では、三淵氏、新谷氏を招き、三者でのトーク
キーワードは、
「未完成感」

「作る側と見る側」

「チャットやメッセンジャーは、姿(状態)が見えない」
セカンドライフは相手の状況が見える
「eメール は時間非同期 携帯メールは時間同期」
「未完成メディア→介在することが可能→痕跡を残せる」

「低スペックな女」は、スターではなく、MagSLの家賃取り立て人という普通の人
セカンドライフ演歌で初のSIM巡業を開始する 
はたけさん作詞・作曲 
低スペックな女
http://magsl.net/2007/08/post_280.html
巡業時間 2007年09月01日22:00~24:00

 

セミナー終了後、出口で参加者ひとりづつと握手をしながら、見送るというのもビジネスセミナーでは異例な姿であった。音楽業界でファンを大事にするという地道なマーケティング精神が根底にあるはたけ氏ならではのセミナーであった。

BlogTV出演時の映像



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