これに対しての、シュワルツネッガー氏のセクハラ疑惑に対する謝罪コメントは、絶妙なる回答だった。
「煙のないところに、火は立たない。昔は悪いことをしてしまった。被害者にお詫びを申し上げたい」と
さくっと回答。
はっきりと罪を認めた潔さに、支持率40%を維持している。
いままでの選挙中では「完全に否定」するという方針よりも「笑顔で肯定」するほうが効果的という要素が
でてきた。
候補者のマイナスになるような、あら探しはますますさかんになるが、シュワルツネッガー氏にとってみれば、
候補者を演ずる俳優としての役柄上、簡単なことだったようだ。
生卵もぶつけれらても、平気でネタにしたり、テレビ討論での女性からのイヤミな質問に、「ぜひ、あなたにはターミネイター4に出演してほしい」ときりかえしているところからも、メディアの特性を理解した広報戦略は見事である。
しかし、まだまだ候補のイメージを損なう情報は血まなこをあげて探されているだろうが、ロリータ系の趣味や同性愛、夫婦の離婚説などが出ない限り安泰であろう。今回の候補者135人いるそうなので、他の候補者たちとのドキュメンタリーがあればぜひ見てみたいものだ。