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映画「そして父になる」

映画「そして父になる
地上波初のテレビで観た…。

自分が本当の自分の親から生まれてきて、実の両親に育ててもらえたという、当たり前な事にとっても感謝した。
唯一、生きている父親に今更ながら、感謝して、明日、電話しよう。

突然、電話する言い訳を考えないとなぁ…。

この映画見てとか説明するの、めんどいからね。

ちょっと、勇気だして、娘たちにも電話してみよう。

ふと、声を聞きたくなったでいいじゃん!俺!

誰にでも、起こりうる、乳児室でのとり違え…。

生まれたばかりの息子を病院で取り違えられた2つの家族

夫婦で、一緒に、6年間、育ててきた家族が、もし、家族でなかったら…。

実の自分の息子と、自分の息子でなかった自分の息子…。

育てられ方も違うし、生活環境も違う。

愛情のある他人の息子。愛情のなかった血をわけた息子。

夫婦の間にも、亀裂が生じる。

親の都合で、子どもたちが、入れ替わりの生活をはじめる。

そこで、生じる問題。

福山雅治のエリートぶりが、まさにツボ!自然すぎて嫌みを通り越す。
リリー・フランキーがまた絶妙な普通のオッサンの味だし。

生みの親とか、育ての親、里子、養子、非嫡出子への愛情。

双方の生活レベルが違えば違うほど、問題も大きい。

つらい映画だ。自分の子供であり自分の子供でなくなった双方の家庭をドキュメンタリータッチで淡々と描く…。

宇多丸さんの解説

是枝裕和監督の「誰も知らない」と同様、子供の演出がすごい。演技をしていない演技だからだ。この映画はさらに切なくなるけれども、昔の日本はこんなたくましさがあった。

かつての、松本清張原作の映画「鬼畜」を想い出した。
この映画のラストは壮絶すぎる。

自分の子供なのに、始末しなければならない、情けない男、緒形拳をいま見たらなんと思うだろうか…。

緒形拳と小川真由美の映画では、
「復讐するは我にあり」が絶対のオススメ!

そして、松本清張映画の最高峰は「砂の器」だ。
ハンセン病(当時はライ病)の差別とその息子との確執。
人間はなぜにそこまで、業の深い生き物なのだろう…。

宿命 加藤剛

宿命 中居正広

「そして父になる」は、ドラスティックなハプニングないだけに、よけいにリアリティがありすぎて怖い映画だった。

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