SR(Substitutional Reality)ー 代替現実
[AR 拡張現実 < SR 代替現実 > VR 仮想現実]という概念ちょうど、ARとVRの狭間にあるトリッキーな空間を過去映像をシンクロさせることによって脳が誤解する。
これはもしかすると、過去の自分が現在形で登場することにより、幽体離脱感を感じることができそうだ。
https://www.youtube.com/watch?v=wGE-Y7ROduk
これも広義のARに、時間軸のずれたVR的要素を挿入することによって、得られる拡張現実の中の仮想現実。
映画「猿の惑星」や「ターミネイター」のような、時空を超えたパラドックスにも似ている気がする。過去へ戻り、歴史の中の変化をずらすことによって、新たなるパラレル化する世界を創りだすことができる。しかし、その先の自分は別の自分ということになる。
むしろ、どんなに過去にさかのぼっても、歴史は歪まないということをSRの代替現実は証明しているのかもしれない。
いま目の前に広がる風景が、実はずっと昔のもので、周りを 行き交う人々も本当には存在しない、としたら・・・?もし現在と過去の出来事が区別できなくなったら、私達の心の働き はどのような影響を受けるでしょうか。当研究チームは、これまでSFの世界にしか存在しなかったこのような問いに取り組むことを可能とする技術を開発しま した。
体験者が装着するヘッドマウントディスプレイ(HMD)には、目線の位置に付けたカメラからのライブ映像、およびあらかじめ同じ場所で撮影 した過去映像を織り交ぜて表示します。過去映像の撮影に全方位を記録できるパノラマビデオカメラを用いることにより、体験者は過去映像の体験 中も、ライブ映像の場合と同じように自由に周りを見渡すことができます。また過去映像体験中には、録音された過去音声がヘッドフォンから流れます。
このような状況では体験者は、ライブ映像と過去映像の区別ができません。つまり、主観的な現実体験そのものは連続な、一つながりなもののま まで、自在にライブ・過去映像の間を行き来させることができます。本人に気付かれずに「現実」をあらかじめ用意したものにさしかえる (substitute)ことができるこの仕組みを、代替現実(Substitutional Reality: SR)技術と呼んでいます。理化学研究所 脳科学総合研究センター(BSI)
適応知性研究チーム
http://www.riken.jp/research/labs/bsi/adapt_intell/
アタルト的な応用のVRとSR的要素
大根を触ることによって、心臓の鼓動によってストーリーが変化する。VRで視聴覚がコントロールされても不足している、触覚や嗅覚のうち、触覚をすこしでも満たすことによって、VRの世界感は臨場感を持つことができる。また、その例え大根であったとしても、VR画像が脚と脳に錯覚を与えたら反応は大きく変化する。
人間の妄想力や創造力に頼ることなく、リアルな現実感として『それ』は、提供される。AR VR SR が普及すればするほど、人間の創造するチカラは萎えてくるのかもしれない。いや、むしろ、機器に頼ったほうが『それ』が楽しめる人が増えてきそうだ。