テイクアウトアプリ『メニュー』とは
並ばずにテイクアウトができるアプリ。
事前注文・事前決済、お店での待ち時間はゼロとなるサービス
『menu(メニュー)』や『LINEポケオ』のように、自分で持ち帰りの注文をして引き取りにいく、『ピックアップ』アプリや『テイクアウト』アプリであれば、注文も支払いも完結している。さらに、クーポンによる『キャンペーン販促効果』も期待できる。
何よりも一番の飲食店側のメリットとしては、『UBER EATS』や『LINEデリマ』のような出前・配達アプリ同様、注文と決済が同時におこなわれるので、オーダーや受付、レジでのやりとりを一切省略できるところだ。しかもテイクアウトなので、店内での回転率から乖離された売上を計上できる。店舗の広さはもはや関係がなくなる。テイクアウト用の容器代のコスト負担だけだ。
2019年11月、PayPayがミニプログラムに参入した!
LINEが2020年春に参入を表明している『ミニプログラム』であるが、一足先に、PayPayが、タクシーアプリの『DiDi』を搭載して参入した。…とはいえ、DiDiはすでにアプリ内のサービスとしてメニュー化しているので『ミニプログラム』といえるかは微妙だ。
WeChatPayなどに実装されているモバイルオーダーの『ミニプログラム』は店舗に広く利用され、まさしく、新たな飲食業界のウエブサイトといえるほどの充実ぶりだ。何よりも同じ操作のメニュー構成なので、ユーザーは一度利用すれば、アプリに対しての習熟時間が必要でなくなる。
テイクアウトアプリとの違いは、店内で食べるかお持ち帰りにするかの違いだ。すなわちこれもアプリで調整できる。また、宅配機能もあるので、ユーザーは、店内、お持ち帰り、宅配の3つから選択すればよい。店舗側もこれがわかるので、オペレーションは簡単だ。何よりも、現金やレジ作業、オーダー作業がいらない。ミールを作り、番号どおりに渡せばよいだけだから、オペレーションは格段に楽になる。スマイルさえいらないのだ。
日本は、まず、宅配アプリからスタートし、テイクアウト減税8%(2019年10月より消費税10%と同時に施行)のテイクアウトアプリと伸びてきて、ようやく、店内利用もできる『ミニプログラム』という勢いで成立する。
LINEのミニプログラムは、『LINEデリマ』と『LINEポケオ』とそれに加えて、店内利用のサービスが登場した時に、すべてが統合されて、『ミニプログラム』となるのだろう。