騰訊控股
馬化騰CEO
馬CEOは19年前、大学のクラスメート3人と友人1人と一緒に深圳の狭いオフィスでテンセントを創業した。
潮汕人
潮汕人は、どんな苦労であろうとも耐え抜き、努力し、そして団結を重んじ、大げさには決して振る舞わない落ち着いた性格の人間なんだという。
馬化騰もそうした「潮汕人」の血を引いた者だったのだ。自分を前面に押し出すことは嫌い、彼の発言はいつも冷静かつ、派手さは全くない。できもしない事を大げさにプレゼンする中国の起業家や経営者が少なくない中、馬の存在は別格だ。そこには、馬の潮汕人としての誇りが、経営姿勢にも反映されているように思えてならない。
海外にいる2200万人の潮汕人のうち、800万人は現在タイに住む。タイの経済界は特に潮汕人が多くを占め、タイ富豪の上位10人のうち、8人は実に潮汕人だ。
馬化騰(ポニー・マー、Pony Ma)1971年10月、中国南部の島、海南島生まれ。物流関連の国有企業の幹部などを務めた父親の仕事の都合で、中学生の時、広東省深圳市に移った。93年に深圳大学を卒業し、いったんは大手の電話通信会社に就職するも、米シリコンバレーの起業家らに憧れて自らも退社し、仲間らとともに1998年に深圳で騰訊控股(テンセント)を起業した。
「QQ」と呼ばれるパソコン向けのコミュニケーションツールをヒットさせ、創業からわずか6年後の2004年に香港市場に上場を果たした。その後、スマートフォン(スマホ)が普及すると、今度は、2011年に中国版LINEといわれるスマホ向けの無料チャットアプリ「微信(ウィーチャット)」のサービスを開始。QQに続く爆発的なヒットを飛ばすと、テンセントは業界での地位を確実なものとした。今では微信の登録者は約9億人に上り、中国人の必須のアイテムとなった。
QQや微信を通じ、スマホなどにダウンロードして遊ぶゲーム事業が全体売上高の7割を占める。2016年12月期の会社全体の売上高は48%増の1519億元(約2兆4500億円)だった。馬本人もゲームが好きで、天文学にも興味が強いという。さらに、「マラソンのような長い会議が大好き、大のメール好き」とは、社内幹部の弁だ。人前でのプレゼンが得意なライバル企業のアリババ集団の創業者、馬雲(ジャック・マー、52)会長とは性格が真逆。中国メディアからは、両社の仲の悪さを度々指摘する向きもあるが、馬化騰は否定している。
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO14742960R30C17A3I00000/
劉熾平社長
馬氏がテンセントのビジョンを描くリーダーだとすれば、劉社長は首席ストラテジストであり、日々の業務をつかさどる世話役だ。テンセントが四半期ごとに開く投資家とアナリストとの電話会議で質問を次々とさばいていくのも劉氏だ。細身で眼鏡をかけた劉社長は敬虔(けいけん)なクリスチャンであり、ゲームを愛好する。ゴールドマン・サックス・グループでバンカーをしていた経歴も持つ。
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2017-07-04/OSJZ4J6JIJVK01
https://www.tencent.com/en-us/index.html
テンセントが、ついに時価総額で、世界第6位にまで上がっている…かと思えば…。
2017年11月中旬
なんと、世界5大企業入り!
中国テンセント、時価総額でフェイスブック抜く-世界5大企業入り
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2017-11-21/OZRZVD6TTDS101
中国3大IT企業の一角を占めるテンセント(騰訊)が2017年11月中旬に時価総額で5,230億ドル(約58兆7700億円)と、米SNS大手のフェイスブックを抜き去り、中国のテクノロジー企業として初めて世界5大企業入りしたことは米国でも大きく報じられ、一挙に危機感が広がった。
小米科技(シャオミ)による評価額1,000億ドル超の新規上場(IPO)計画も、米メディアの話題をさらう。また、アリババとテンセントが3年以内に、アップル・グーグル・アマゾンと並んで時価総額1兆ドル超え企業になると予想される。❏テスラの発行済み株式の5%
❏スナップ 10%
❏スポティファイ 10%、
❏エッセンシャル・プロダクツ(Androidの父、アンディ・ルービン氏によって2015年に設立された)などにも投資
❏中国政府は11月に、自動運転(指定企業は百度)、スマートシティ(同アリババ)、医療映像(同テンセント)、音声認識(同アイフライテック、中国名・科大訊飛)の4部門からなるAI国家プロジェクトを認定している。
https://www.sbbit.jp/article/cont1/34415?ref=180104bited
❏スーパーセル
Supercell (ゲーム会社) ソフトバンク 約73億ドルでテンセントへ売却
2016年7月29日
https://ja.wikipedia.org/wiki/Supercell_(ゲーム会社)
❏微信 WeChat ウィーチャット
❏テンセントなどが投資する NIO(蔚来汽車)
❏微信支付(WeChat Pay payment)
2013年8月から中国で開始されたスマホ決済サービス
2015年7月、今月中に日本でサービスを提供すると発表し、日本の百貨店などに導入
https://ja.wikipedia.org/wiki/テンセント
https://lxr.co.jp/blog/4191/
テンセント会長兼CEOの馬化騰 Pony Ma Ma Huateng
https://en.wikipedia.org/wiki/Ma_Huateng
https://www.forbes.com/profile/ma-huateng/
http://fortune.com/2017/12/06/tencent-alibaba-china-pony-jack-ma/
テンセントの大株主はナスパーズ (33.5%) 南アフリカのケープタウンのメディアカンパニー
2010年以降のナスパーズの株価は約900%上昇しており、上昇の主要因はテンセントである。ナスパーズは時価総額が約930億ドルに達しアフリカで最も価値ある上場企業である (2017年8月時点)。国際メディアグループのナスパーズの一部門で同社の子会社「Myriad International Holdings」はロシア企業「デジタル・スカイ・テクノロジー」 (DST)の28.7%分の株式を保有しており、DSTはFacebookやグルーポン、ジンガなどの有名企業に出資している。中国のテンセントもDSTに戦略的投資(約3億ドル)を行っており、テンセントの株式35%分はナスパーズによって保有されている
https://ja.wikipedia.org/wiki/ナスパーズ