『デキるオトコの年収1億円の頭のいい東大卒マッキンゼーの9割はアップルのパソコンでGoogleを使ってる』人気書籍タイトルの謎!
人気のタイトル本をすべて混合するとこんなタイトルになるという(笑)書店のビジネス書売り場を眺めると、世のビジネスマンのアホさ加減が本当によくわかる。
ここ数年あたりまでは、「デキる人」本タイトルが多かった気がする。ひとつのジャンルのキーワードが当たると、そのキーワードにおんぶにだっこの出版社が多いのがこの、いわゆる「マッキンゼー本」の法則だ。
アマゾンでいわゆる「マッキンゼー」本を検索すると!なんと248冊も登場するという出版業界である。
どれだけ我々は、「マッキンゼー本」が好きなんだ(笑)
コンプレックスが生むビジネス本市場の崩壊の序曲
売れるタイトル狙いは重要だが、良書も悪書も「マッキンゼー本」は「混在在庫」されている。しかし、マッキンゼー本の9割は悪書となった今では、ビジネス本全体の市場の価値を押し下げているといえないだろうか?
どうせ、読んでも、マッキンゼーにはなれないし、少なくとも、マッキンゼーを卒業してマッキンゼーを頼って語っているヤカラに、本当のビジネスエリートはいない(笑)。
これから出すなら、「マッキンゼー本を書いている奴に本当のエリートはいない」くらいだろう。
また、このように、有名企業や有名大学本のラッシュになったのは、読者の、有名依存が出版界そのものを低下させているとも思える。
「ビジネス本は最終章を読みなさい。」
それらの本の重要な価値は、最終章にすべてが書かれている。すくなくとも、まとめは必要だ。それまでの1〜3章は、自慢話ではじまるのがほとんどだ。なので、最終章が自分にとって価値のある本かどうかを見極め、1章で、東大やマッキンゼーやgoogleの自慢話がはじまったら、その本をまず読む必要はないだろう。
ビジネス書をコンプレックスでタイトルで選ぶのではなく、最終章で選ぶべきなのである。だからこそ、買うのはamazonでタイトル買いではなく書店で吟味してほしい。
それにしてもこれだけ書店が減少しているので、地方でも、ビジネス書専門書店の登場にも期待したい。
書店がなくなる日 2万店あった書店が1万店規模へ 2014年 13,700店舗
https://4knn.tv/book-store-going-down-to-close/
東大、マッキンゼー、9割…「もういいよ!」と思われてる本のタイトルが既視感の嵐!
20〜60代男女500人に聞いてわかった「本のタイトルに付けられていると『もういいよ!』と思うワード」8つを回答者のコメント
頭がいい人
「定義が曖昧すぎ。スマートさゼロ」(30代・女性)
「バカにされた気になる」(20代・女性)
「頭が悪い人が買いそう」(30代・男性)バカでも
「真のバカなら本の内容を理解できないでしょ」(20代・男性)
「読者がバカなことを前提にしていて不快」(50代・女性)
「その本を買う=自分はバカって思いそうだから」(40代・女性)
「『バカでも』と言うわりに内容が難しいものがあるから」(50代・男性)年収○千万(億)円
「あまりにかけ離れすぎていて身近に感じない」(20代・女性)
「胡散臭い!」(20代・男性)
「読んでも年収アップは期待できない」(20代・男性)
「売るための宣伝文句に過ぎず内容はくだらないものが多い」(30代・男性)東大、ハーバード
「東大生だから何?ってかんじ」(20代・男性)
「飽きた」(30代・男性)
「もうたくさん出過ぎ!」(30代・男性)
「読んでハーバード卒みたいになれるわけがない」(40代・男性)
「何でもかんでも東大=エリートというのは時代遅れ」(50代・男性)
「『東大』『ハーバード』とタイトルを付ければ買うと思っているのがムカつく」(30代・女性)9割
「だいたい統計が雑か無根拠」(20代・男性)
「本当に?と思ってしまう。チャラい」(20代・女性)
「絶対嘘」(女性・20代)
「そんなに何割って重要なのかなって思います。何割以上が支持しているだとか、何割がハマっているだとか、そこは注目するところではない気がする」(20代・女性)マッキンゼー
「作り手が思ってるよりみんなそんなに凄いと思ってない」(20代・女性)
「どうでもいい会社」(30代・男性)
「有名企業コンプレックスを刺激しようとする意図がムカつく」(30代・男性)「著者が思う以上に私たちには無縁」(40代・女性)
「ありきたりなかんじがする」(20代・男性)
「この会社にあまりひかれない」(20代・女性)アップル
「嫌いな会社なので響かない」(40代・女性)
「独善的な手法が大嫌い」(60代・男性)
「今や大したことない」(30代・女性)
「すでに古い」(30代・女性)【調査概要】
方法:インターネットリサーチ「Qzoo」
調査期間:2014年10月17日(金)~10月21日(火)
対象:全国20代~60代 男女計500名