都内の公園ドローン全面禁止の弊害

東京都の対応は、異例なほどに早かった。
東京都の管理する公園ではドローンはラジコン同様に飛行が禁止されてしまった。

これは、ドローンそのものの普及が難しくなってしまったともいえる。
公園で飛ばせないとなると、一般の人はどこでドローンを飛ばせばよいのだろうか?
体育館を借りきって、私有地を借りきって、ドローン飛行大会のようなイベントで?

万一の災害など、一般市民の映像が非常に貴重な資料になることも多い。多くの警鐘もあたえてくれる資料ともなる。

日本においてのドローンの規制や法律が整備された時には再度、ドローンの飛行への理解も示してほしい。ドローンの進化とカメラの4K化などで想像以上の映像が素人でも撮影が可能となっている。

公園ドローン全面禁止は、防災の一貫としての側面には弊害を与えているだろう。

ネパールの惨状もドローンでよくわかる

廃墟となったガザ地区

「公園×」東京都ドローン規制に困惑の声 “未来の技術”“テロの道具”混乱する泥縄対応

首相官邸の屋上に小型無人機「ドローン」が侵入した事件を受け、東京都は都立公園や庭園など119カ所すべてでのドローン使用を禁止した。「落ちた際、子供らに当たったら危険」との理由だが、「公園がダメならどこで飛ばすの?」と利用者には困惑も広がる。迅速な対応か、場当たり的な対策か。発展途上の“未来の技術”をめぐり、賛否が渦巻いている。

都は首相官邸の事件を受け、4月27~28日付で都内のすべての都立公園、庭園、海上公園計119カ所に通知などを出し、ドローンの持ち込みや操縦、飛行などを禁じた。

禁止の根拠としたのは「都立公園条例」と「都立海上公園条例」。それぞれ「都市公園の管理に支障がある行為」「海上公園の管理運営に支障を及ぼすおそれがある行為」をすることを禁じる規定があり、ドローン使用がこれに当たると判断した。ほかの利用者に危険を及ぼす可能性を考慮したという。

海上公園38カ所はもともとヘリなどのラジコン使用を禁じており、ドローンも「ラジコンの一部」と判断。都立公園、庭園計81カ所は、今回のドローン規制にあわせてラジコンの使用も禁じた。

http://www.sankei.com/life/news/150529/lif1505290001-n1.html