民放キー局の2017年4~9月期決算
フジテレビ
❏フジ・メディアHDの連結決算の売上高は前年同期比4.8%減の
3118億円、営業利益は12.3%減の116億円、純利益は8.8%減の116億円だった。
減収減益決算となったのは、主力子会社フジテレビの不振が原因だ。❏フジテレビ単体の売り上げは
1272億円。前年同期より166億円、11.8%減と大幅に落ち込んだ。
営業損益は8億3600万円の赤字(前年同期は23億500万円の黒字)、最終損益は5億2200万円の赤字(同16億4700万円の黒字)に沈んだ。❏17年4~9月期の実績で見ると、放送事業の売上高は全社の45%を占めるが、収益の柱にはなっていない。営業利益は7億円で6%を占めるにすぎない。フジテレビ、ビーエス(BS)フジ、ニッポン放送の放送事業は、BSフジの利益で支えられている。BSフジの営業利益は前期比22.3%増の14億円だ。
❏フジ・メディアHDの稼ぎ頭は、都市開発事業だ。売上高は8.1%減の513億円だが、営業利益は29.2%増の103億円。サンケイビルは五反田サンケイビルの売却やビルの建て替えで減収になったが、新たに連結子会社となったグランビスタ ホテル&リゾート(旧三井観光開発)が利益面で貢献した。全社の営業利益(116億円)のほぼ全額を都市開発事業が叩き出している。サンケイビルなどの都市開発事業がフジテレビの赤字を埋めているという構図だ。
決算発表会見で宮内社長は都市開発事業の今後の方針について、「ミッドサイズのオフィスビルやホテルなどの開発を中心に進め、まず安定的に営業利益100億円以上を創出するセグメントにしていきたい」と述べた。
収益構造で見る限り、「デベロッパーがテレビ局を経営している」というのが実態だ。
http://biz-journal.jp/2017/12/post_21616.html
テレビ朝日HD:決算短信
テレビ朝日HD:決算説明資料
フジHD:決算短信
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2016年度
2016年度
https://mainichi.jp/articles/20170526/dde/018/020/017000c