TV視聴料1回1万円という視聴料インフレ
メイウェザー・パッキャオ戦 テレビ視聴料、破格の1万円 ファイトマネーも330億円
世紀の一戦と言われているプロボクシングのメイウェザー・パッキャオ戦。アメリカのケーブルテレビ局での値段が破格の1万円に設定されました。番組ごとに課金するペイ・パー・ビュー(PPV)方式での放映。試合の総売上記録も更新する見込みです。
ファイトマネー合計330億円以上
以前から、ファンの間で熱望されていた両者の対戦。ファイトマネーも前代未聞の額になっています。メイウェザーが1億8000万ドル(約216億円)、パッキャオは1億ドル(約120億円)を超えると見られ、合計は330億円以上になりそうです。
入場料収入は7200万ドル(約86億4000万円)以上。海外からの放送権料は3500万ドル(約42億円)が見込まれています。アメリカでは、試合は米ケーブルテレビ局で中継されます。番組ごとに課金するPPV方式で、89・95ドル(約1万800円)に設定されました。
日本ではWOWOWが中継
日本ではWOWOWが生中継をします。テニスの全米オープンの錦織圭選手で加入者数を伸ばしたWOWOWですが、今回も「前年の同じ時期よりも、加入者は増えています」とのこと。日本では、WOWOWに加入(2300円)すれば、試合を見ることができます。WOWOWでは、5月2日(日本時間3日午前10時)の試合を完全生中継する予定です。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150406-00000004-withnews-spo
タイガー・ウッズの15年分
ファイトマネー330億円
メイウェザーが1億8000万ドル(約216億円)、パッキャオは1億ドル(約120億円)
一試合のギャラとしては、世界最高のファイトマネー 330億円。
タイガー・ウッズの純然たる試合での年間の獲得賞金でも、1200万ドル(12億円)なので、パッキャオのたった1試合の、ファイトマネーだけでも、ウッズの年間の8倍つまり8年分。メイウェザーはウッズの15倍15年分を稼ぐわけだ。
http://matome.naver.jp/odai/2140263276560352301
ペイパービューの視聴料金1万円
これはテレビの生き残る道といえよう!
大好きなスポーツやライブ視聴であれば、1万円のPPV視聴はありだ。むしろ、これはケーブルテレビならではの課金モデルといえるだろう。ネットというよりもテレビの大画面でライブで視聴というところに価値がある。
生コンサートのチケットが巨大ドームであっても数万円。チケットが取れない人やヤフオクで数倍のチケットを買わないといけない場合。また地方で交通費とホテルを考えると家で1万円で視聴できるのであればと考える人も多い。
映画館でのサーキットに向かえる人ばかりでもない。この1万円モデルの成功は全世界のCATVに朗報をもたらすだろう。
テレビ局生き残りのアイデア
今後スポーツや、ライブ・コンサートを家で見るというのが当たり前になれば、1万円視聴者が50人いれば、ライブ放送をテレビの地方局が行う人もいるだろう。
結婚式や運動会に音楽会。パーソナルなイベントにも応用できそうだ。
富裕層の高齢者は自宅にいながら、孫のハレの舞台を視聴することができるのだ。
ネット放送局ではなく、テレビで放映されることが重要だ。そこにCMが入ったり、テレビというフォーマットで放送されていることに課金要素があるだろう。
マスメディアでないテレビのほうが稼げるということをケーブルテレビが教えてくれそうだ。