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大みそか放送の「第63回NHK紅白歌合戦」(後7・15)のリハーサルが30日、東京・渋谷のNHKホールで行われた。今年で63回の紅白はこれまでフルバンドによる生演奏だったが、今回は初めてフルバンドを入れないことが30日、分かった。伴奏は従来、NHKホールに近いスタジオでフルバンドが生演奏し、専用回線で届ける形。三原綱木とザ・ニューブリードが1972年から連続出演してきたが、今回はいない。
このため自前のバンドを入れる歌手以外は、ニューブリードなどの演奏で事前に伴奏をスタジオで録音。31日は、その音源を元に、いわばカラオケ方式で歌を披露することになる。理由について同局は、歌手が歌うバックの映像を歌に合わせて凝ったものにしているため、事前録音が適していると判断。演出効果を優先した形だが、「来年以降はどうするか未定」としている。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20121231-00000018-sanspo-musi
同じホールでなく、別スタジオからMIXされたバンドの音が専用回線で配信される時から、生演奏といえるかどうかはグレーだったが、完全に「生」で演奏されないというカラオケになってしまったというのは、演奏という意味を根底から変えてしまう。
本当に、バンド自前以外は、カラオケ歌合戦になってしまった。