20万年前、人類の祖先クロマニョンは、子孫を残したら、潔く死んでいくしかなかった。手先の起用なネアンデルタールが4万年前に登場し、火・道具・言語を使ってさらに寿命を伸ばした。
歯が治療できるようになり、栄養をとり続け、食糧を保存できるようになり、対価で経済を作ったことにより、30年だった寿命を100年近くに伸ばした。そのうち120年近くまでは可能だろう。
しかし、延命することよりも、自分で動ける間に、何を成すかが重要だ。
何を成すべきかを、ノートに書いてみたまえ。
だから、神はペンと紙を人類にだけ与えた。
頭の中は顕在化できない。
人にも伝えられない。そして、自分にも伝えられない。
自分の手で、ノートに手書きでこれから、何を成すのかを書く。これだけでいい。
短くても、何かを成していった人は美しい。もはや、人類が子孫を繁栄するためだけに生まれていないとすれば、何かをするために生まれてきたと考えをリセットすればいい。
それは、誰かを傷つけたり、人を悲しませるためではないはずだ。もちろん、人のものを盗んだり、ハック行為をするための時間ではないはずだ。
汝のストレスや不満を誰かにぶつけたら、そのストレスや不満はまた、誰かにぶつけられる。ストレスや不満は自分の中だけですべて捨てさろう。
使用済み核燃料と同じで汝の心の中で処分すべきだ。決して、口にだすべきではない。
ストレスが貯まる要因を汝の身の前から掃除したまえ。
それは汝が生きていくためにどうしても必要なことだろうか?置き換える方法はないのか?
ストレスにならない方法を模索する努力は惜しむべきではない。
自分が楽になることよりも、人が楽になることを常に考えよ。
どうやって、儲けるよりも、どうやって喜んでもらえるか? 儲けはそのあとに、やや人見知り顔で少しづつついてくる。
太陽は無償で燃えている。太陽から請求された人はどこにもいない。
太陽はあなたのパンツを乾かしているなんて考えもいない。
太陽は宇宙でたった一人で3億年間、孤独に燃えているだけだ。しかし、どれだけ多大な無償の貢献を宇宙におよぼしている。
太陽はそれを知らない。
しかし、太陽もいつまでも燃えていない。きっと、いつかは汝の遠い子孫が悲しむ時がくる。
そう、汝の一生は、宇宙からは一瞬の営みなのだ。一瞬の営みだからこそ、今日この一瞬をとても大事にしてほしい。
未来なんていくら望んでもキリがないのだ。
毎日、今日、この時、その瞬間に価値ある生き方の継続こそが未来を紡ぐ。