汝の敵を愛せよ

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汝の敵を愛せよ。

その敵は汝の味方や家族やチームよりも、あなたと本当は近いかもしれない。
言葉がわかなければ、言葉を覚えればいい。
文化が理解できなければ、行ってみればいい。
一緒にご飯を食べて、飲んで、寝て、えっち♡してみればいい。
人類なんて、実は、そんなにかわらない。

人類というプロトコルを持った人同士が、物理層の資源や領地のことで殺戮しあい、その怨念を次世代へと継承している。忘れるべからずと。
「国」という単位の発想を、「星」という単位の発想で考えてみる。
そんなちっぽけなことどうでもよくなる。

汝は今何歳だろうか?

人類の祖先クロマニョンは、子孫を残したら、潔く死んでいくしかなかった。
歯が治療できるようになり、栄養をとり続け、食糧を保存できるようになり、対価で経済を作ったことにより、30年だった寿命を100年近くに伸ばした。そのうち120年近くまでは可能だろう。

しかし、延命することよりも、自分で動ける間に、何を成すかが重要だ。
何を成すべきかを、ノートに書いてみたまえ。
だから、神はペンと紙を人類にだけ与えた。
頭の中は顕在化できない。人にも伝えられない。そして、自分にも伝えられない。

自分の手で、ノートに手書きでこれから、何を成すのかを書く。これだけでいい。

短くても、何かを成していった人は美しい。もはや、人類が子孫を繁栄するためだけに生まれていないとすれば、何かをするために生まれてきたと考えをリセットすればいい。
それは、誰かを傷つけたり、人を悲しませるためではないはずだ。もちろん、人のものを盗んだり、ハック行為をするための時間ではないはずだ。

汝のストレスを誰かにぶつけたら、そのストレスはまた、誰かにぶつけられる。ストレスは自分の中だけで捨てさろう。使用済み核燃料と同じで汝の心の中で処分すべきだ。決して、口にだすべきではない。

ストレスが貯まる要因を汝の身の前から掃除したまえ。
それは汝が生きていくためにどうしても必要なことだろうか?置き換える方法はないのか?
ストレスにならない方法を模索する努力はおしむべきではない。

自分が楽になることよりも、人が楽になることを常に考えよ。
どうやって、儲けるよりも、どうやって喜んでもらえるか? 儲けはそのあとに、やや人見知り顔で少しづつついてくる。

太陽は無償で燃えている。太陽から請求された人はどこにもいない。しかし、太陽もいつまでも燃えていない。きっと、いつかは汝の遠い子孫が悲しむ時がくる。

そう、汝の一生は、宇宙からは一瞬の営みなのだ。一瞬の営みだからこそ、今日を大事にしてほしい。未来なんて望んではキリがないのだ。

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