番組改編期が過ぎても、今だに2時間3時間スペシャルとかのTV番組が多い理由

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2014/04/21

もう、2014年の4月も半月を終えた。
新番組がゾクゾクと登場するこの時期、テレビ番組マニアのボクとしては、嬉しい限りだ。

しかし、なんとも残念なのが、今だに、今だに2時間、3時間スペシャルとかの多い事。多い事!。

その理由の一番大きな要因は、「制作費」だ。

番組制作費は、基本的に一番組あたりで予算が組まれている。
だから、制作費は30分でも1時間でも、2時間、3時間、さすがに24時間テレビまではいかないが、一本あたりは変わらない。

台本を作る放送作家さんが一番、労働効率が悪くなる。だから、それを補うために、長時間番組には、使い回しでも、視聴率の取れるフォーマットが適用され、同じタイプの番組が増えてくる。

youtubeなどの映像を流して、ガヤ芸人たちが、ワイプでリアクションを派手に行う。

MCがコメントを求め、リアクションで笑いを取る。

このパターンばかりで、つまらない。

しかし、ドラマを10回連続

以前はドラマは1クール 3ヶ月なので、12回はあったが、最近は1クール 8回〜10回で終了。

半沢直樹のように中盤から話題性で盛り上がるドラマもあったが、大半は、初回スペシャルから減衰していき、最終回で少し盛り返すというリスクな番組制作になってしまっている。

以前はDVD化や映画化や、いろんなスピンアウトもあったが、それももう食傷気味だ。

そんなコストのかかるドラマにスポンサードするよりも、制作費の安い長尺番組にスポット広告を出しているほうが、視聴者の目にとまる率が高まるというジレンマに陥り、テレビ局は、良質な番組が作れなくなる体質に陥ってしまっている。

テレビ業界そのものが、スポーツやニュース、バラエティだけになってしまい、良質なドラマや番組を求める人は、地上波を視聴しなくなってしまうという構図を自らが生み出してしまっている。

もったいない限りだ。

 

番組制作費 NAVERまとめ

http://matome.naver.jp/odai/2129704533579185301


『報道ステーション』 1500万円

出典報道ステーション

テレビ朝日で放送されている報道番組「報道ステーション」。
久米宏氏の「ニュースステーション」開始時は、制作費が3000万円あったといいますが、現在はその半分の1500万円まで削減されています。

『SMAP×SMAP』 5000万円

出典フジテレビ「SMAP×SMAP」

フジテレビで放送されているSMAP出演の「スマップ・スマップ」。
SMAPのギャラももちろん高額ですが、ゲストや高級食材の費用などもかなりかかっているそうです。

『めちゃイケ』 3000万円

1996年から放送されている人気バラエティ番組「めちゃイケ」。
テレビ不況が騒がれていますが、「めちゃイケ」だけは格別の制作費がかけられれいるそうです。
レギュラー番組は3000万円、スペシャル番組だと1億円を超えるらしいです。

『龍馬伝』 6000万円

出典NHK「龍馬伝」

NHKでもっとも大金がつぎ込まれている番組といえば「大河ドラマ」でしょう。
年間で約30億円ほどの制作費がかかるそうです。

『NHK 紅白歌合戦』 3億円

出典NHK紅白歌合戦

紅白歌合戦の予算は3億円。
そのうち、2億9000万円はセット代、バックダンサーやオーケストラの出演料、弁当代、車代などに費やされているそうです。
全体の予算に対して、出演者のギャラは総額で1000万円。
大御所の北島三郎で45万円~50万円なんだとか…。

『ドラマ版・こちら葛』 4000万円

出典TBSテレビドラマ「こちら葛飾区亀有公園前派出所」

香取慎吾が主演の連続ドラマ「こちら葛飾区亀有公園前派出所」。
各話のゲストとして、「ビートたけし」や「加山雄三」などの豪華ゲストが登場し、最終回には木村拓哉が出演。
平均視聴率は8.9%でした。

『月の恋人』 5000万円

出典フジテレビ・月9「月の恋人」

木村拓哉が主演のドラマ「月の恋人」。
篠原涼子、北川景子、林志玲(リン・チーリン)などの豪華キャストの登場や、上海ロケなどで話題になりました。
さすが月9だけあって制作費が高額ですね。

『純情きらり』 810万円

出典NHK朝ドラ「純情きらり」

NHK連続テレビ小説「純情きらり」の1本あたりの制作費は810万円。

『発掘!あるある大事典』 3250万円

出典フジテレビ「発掘!あるある大事典」

生活情報番組「発掘!あるある大事典」の制作費は3250万円。

『きょうの料理』 170万円

出典NHK「きょうの料理」

2006年にNHKが公表した番組制作費で、もっとも制作費が低かった番組が「きょうの料理」。
講師として登場する平野レミさんなどのギャラも含めての金額です。

『その時 歴史が動いた』 1650万円

出典NHK「その時 歴史が動いた」

2009年3月までNHKで放送されていた歴史情報番組「その時 歴史が動いた」。

『仮面ライダーシリーズ』 3000万円

出典仮面ライダーシリーズ

仮面ライダーシリーズの制作費は、1話3000万円。
番組のプロデューサーが公式サイトで発言したことで制作費が明らかになったようです。
着ぐるみや撮影セットの費用が大きく影響しているみたいですね。

『坂の上の雲』 2億4000万円

出典NHKスペシャルドラマ「坂の上の雲」

NHKがスペシャル番組として放送した、司馬遼太郎による長篇歴史小説が原作の「坂の上の雲」。
国会の予算審議の中でNHK専務理事が明らかにした制作費は、“2億4千万円”という仰天の金額でした。

『ONE PIECE』 1000万円

出典フジテレビ・テレビアニメ「ONE PIECE」

東映アニメーションが制作しているアニメ版の「ワンピース」。
人件費や制作費で、多大な費用がかかり、赤字になる金額だそうです。

『NHK歌謡コンサート』 2340万円

出典NHK歌謡コンサート

NHK総合テレビで公開放送している音楽番組「NHK歌謡コンサート」。
NHKが2006年に公開した「ジャンル別番組制作費」によれば、1本あたりの制作費は2340万円。

『わが家の歴史』 12億円

出典フジテレビ・スペシャルドラマ「わが家の歴史」

2010年4月9日から4月11日まで放送された3夜連続のスペシャルドラマ「わが家の歴史」。
柴咲コウ、佐藤浩市、西田敏行、小栗旬などの豪華キャストを迎えて、キャスト全員のギャラ総額だけでも“3億円”。
上海ロケや特設セットによって制作費は合計して12億円もかかったそうです。

『24時間テレビ』 40億円

出典日本テレビ「24時間テレビ」

1978年から放送されている、チャリティー番組「24時間テレビ」。
「愛は地球を救う」をキャッチフレーズとして、さまざまな募金活動を行っていることで有名ですね。
正確な数値は明らかにされていないものの、制作費は30億~40億円と言われています。

『ためしてガッテン』 1680万円

出典NHK「ためしてガッテン」

1995年からNHK総合テレビで放送されている生活情報番組「ためしてガッテン」。
制作費は、民放の類似番組の約半額。このうち約4割を取材、予備実験、ロケなどスタジオ収録前の部分が占めるそうです。

『外交官・黒田康作』5000万円

09年に公開された映画「アマルフィ 女神の報酬」の続編として連続ドラマ化された「外交官・黒田康作」。
撮影は日本だけでなくアメリカ、メキシコでも行われ、1話あたりの制作費は5000万円以上だそうです。

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