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自民党の圧勝で終わった2012年衆議院選挙。
「自民党が支持された勝った訳ではない」と安倍自民党総裁も自己分析しているとおりだと思う。
選択肢がないまま、小選挙区を制覇した自民党候補に票が投じられたからだ。
それと共に、最低投票率(59.32%)なのに無効票が過去最高の204万枚(3.31%)も選択肢のなさを物語っている。
それと、同時に今回の自民党の勝利の最大の功労要因は、橋下徹市長が小選挙区での戦略を誤ったからではないだろうか?
政治に「もしも?」という言葉はないが、あえて、もしも…を使うとしたら、橋下徹市長は、組む相手を間違えたとしかいえない。
暴走老人と自らアピールした石原慎太郎元知事と組まずに、みんなの党と組んでいたら、この動きは変わっていただろう。選挙後も、首相に橋下氏は国民の意思だから安倍総裁。石原氏は党首を選ぶべきとなぜか平沼赳夫氏を押してさっそく波瀾万丈の幕開け。
この言いたいことをなんでも口にだしてしまうこの二人が、うまくいく訳がないと断言しておきたい。
そして、もう一つの、もしもは…。
もしも、小沢一郎議員も、生活が第一の党のままで、日本未来の党と合流しなかったら…。ここまで小沢傘下の議員を生殺しさせることもなかっただろう。これで、総理になれなかった男、小沢一郎の最後の勝負は終わった…。議員を持たない集は烏合の集だからだ。
日本の選挙史の中でも、これだけの地震、原発、ミサイル、不景気などの異例の不安要素を持ちながらの新政権誕生。未来から歴史を振り返ってみたら、仕方がなく自民党を選択して正解といえるようになってもらうしかない。
まったく新たな第三極政党が与党を占めていると、橋下徹首相が誕生してもおかしくなかった。今は一か八かのホームランを期待するのではなく、とにかく平均点でいいから失敗しない政府が必要だ。
週刊朝日に出自の悪口かかれただけで、大騒ぎし、朝日の人間を飛ばしてしまう人だ。もうすこし、度量を大きくしてからでも良いと思う。まだまだ、彼は若い。
太陽の党(石原慎太郎&平沼赳夫)と日本の維新の会は本来、政策がまったく違う党であった。
今回、戦略的に、橋下氏は、みんなの党にも石原氏にも可能性を示唆していた。
まんまと、みんなの党がプロポーズにのってきた頃に、見事にバッサリとふってしまった。渡辺代表の顔を平気でつぶしてしまう。もちろん、可能性はインタビューに答えただけだから責任はない。
そのあたりの情報操作に長けている。
そして、石原氏がラブコールに答えてくれそうになったら、たちがれニッポンの古狸たちがくっついてきた結果だ。
そんな中での選挙選スタートだ。
小選挙区の候補も、にわか仕立てだ。
昨日までの市会議員でも、それでも議席を取れば、立派な国政の国会議員だ。
まずは、自民党の与党復帰に、奢らない態度、オトナとしての与党としての対応に期待したいばかりだ。
そして、第三極から一抜けした維新の2人のオトナげない野党っぷりにも期待し、この日本の行く末を明るくしてもらい、2013年を迎えたい。
新たな第三極の政党のポジショニングが明確でなかった…。党の中でも分裂したままの選挙選突入
迷える有権者comより
小選挙区では自民党は圧勝だが、比例代表では27.66%と維新の20.37%と7.29ポイント差。
前回の大敗した時(26.73%)と、比例での自民党の支持は+0.93ポイントと、ほとんど増えておらず、見事に前回の民主の比例の票が分断された結果となった。
TVタックルでの第三極政党の合計グラフ
2090万票の合計票は、圧倒的に自民党の1662万票をこえていた。